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新型コロナで世界経済停止、金融危機より深刻な景気後退=IMF専務理事


[ワシントン/ジュネーブ 3日 ロイター] - 国際通貨基金(IMF)のゲオルギエワ専務理事は3日、新型コロナウイルスの感染拡大で世界的な経済活動は停止し、世界経済は約10年前の金融危機時よりも「はるかに深刻な」景気後退(リセッション)に陥るとの見方を示した。

ゲオルギエワ専務理事は世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長とテレビ会議方式で実施した共同記者会見で、「前代未聞の危機に見舞われている」とし、「世界経済は停止した。現在はすでにリセッションに陥っている。状況は2008─09年の世界的な金融危機時よりもはるかに深刻だ」と述べた。

その上で、新興国、および途上国が新型ウイルスの感染拡大による公衆衛生、および経済に対する影響を乗り切れるよう、先進国に対し支援を強化するよう呼び掛けると同時に、最貧国に対する債権国が新型ウイルスの封じ込めから少なくとも1年後まで債務返済の停止を認めるよう、IMFが世界銀行とWHOとともに取り組んでいることを明らかにした。

中国は最貧国に対する債権国の1つだが、ゲオルギエワ専務理事は中国がこの件に関して「建設的に」対応していると指摘。IMFは約2週間後に開かれるIMF・世銀春季総会でパリクラブ(主要債権国会議)や20カ国・地域(G20)などと個別の案件について協議するとした。

また、IMFは必要に応じて1兆ドルの資金を投入する用意ができていると表明。ルワンダなどにすでに資金を提供したことを明らかにした。

このほか、各国の中央銀行総裁、および財務相は新型ウイルスの感染拡大による影響の最小化と市場の安定化に向け、過去に例を見ない措置をすでに打ち出したと評価。ただ特に新興国の支援に向けなすべきことは多く残されているとし、資金繰りが困難になっている国を支援するために短期的な流動性供給策を設置する案について、IMF理事会が近日中に検討することを明らかにした。

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