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「新学期の開始を9月1日に」都立高校に通う男子学生の呼びかけがTwitterで反響

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休校延長で短くなる残された学生生活

新型コロナウイルスの感染拡大を受け、都立高校などでは臨時休校から春休みに入り、さらに5月のゴールデンウィークが終わるまで休校が延長されることが決まった。

SNSなどでは、当事者となる高校生から様々な声が上がっているが、そんななか、都内の高校に通う男子高校生の、こんな呼びかけがTwitterに投稿され、注目を集めている。

――新学期の開始を9月1日にずらそう

23区内の都立高校に通うAさん(仮名)は4月1日、#都立高校 #拡散希望といったハッシュタグをつけ、「ある男子高校生個人による提案とお願い」とするメッセージを投稿した。

ツイートは投稿後24時間時点で1万回以上のRT、2万5000件以上のいいねを集めるなど大きな反響を呼び、同じ高校生の立場から賛同する反応も多く見られた。

投稿に添付された文書では、新型コロナウイルスで休校が延長される可能性に触れつつ「学校生活はその延長のたびに減っていき来年の三月には終わりがきます。始まりはどんどん遅くなるのに、終点は変わってくれません」とし、次のように提案している。

ここは、新学期の開始を9月1日に置き学期の周期を半年ずらすことが最善であると考えています。
写真AC

「自分の高校生活に全力で向き合いたい」

この呼びかけを思い立った理由について、Aさんは次のように説明する。

コロナウィルスについて悲観的で消極的な意見ばかりあることを残念に思っていて。前向きな意見をだして、これを皮切りに前向きな意見が増えてみなさんが主体的にコロナと向き合っていけるようになれば、という気持ちで投稿しました。自分の高校生活を悲しむだけでなく全力で向き合いたい。そんな風な個人的な思いで提案しましたが、予想以上に拡散されて少し驚いています。

家で持て余した時間は「もっぱら漫画を読んだり映画を見たりしています」というAさん。同級生とは昨年度の修了式以来会っていないといい、仲の良い友人とはチャットなどでお互いを応援し合っているそうだ。

ただ、本来ならば学力に差がつくこの時期に家で1人でいることのデメリットも少なくない。変化のない生活は刺激がなく「学習にもあまり身がはいらなくて困っています」という本音も聞かれた。また塾に通わず、学校での勉強を中心に受験の準備を考えていた学生にとっては、現在の状況はとても不安なものだという。

Pixabay

明るく前向きな意見が増えてほしい

現行の学校教育法では施行規則第59条において「小学校の学年は、4月1日に始まり、翌年3月31日に終わる」と規定され、高等学校についても同第104条において準用されている。

Twitterで呼びかけた「日本独自の学期制を廃止し、アメリカ等の諸外国でメジャーな9月から始まる学期制にこの機会に変えてみる」という試みが、すぐに実現するかと言えば、様々な乗り越えるべき障害があるだろう。

しかし、こうした呼びかけを読んだ同世代の学生が、自分の置かれた環境について考え、少しでも生活に変化が生まれれば、この投稿の意味は小さくないと言えるのではないだろうか。

思いついて提案するだけなら誰でもできます。後ろ向きな意見が多く暗い空気で包まれている中僕の意見をきっかけにもっと明るい前向きな意見が増えてコロナウィルスに皆さんが主体的に向き合えたらとても嬉しいことだと思っています。

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