記事

李明博大統領竹島上陸のもたらすもの

さて、今日はなんといっても韓国の李明博(イ・ミョンバク)大統領の、竹島上陸問題だろうということで、これについて少し。

1 中国の報道事情

ただ、以前にもかきましたが、こうした「敏感」な問題については、中国ではある程度国(共産党)の方針が定まって、中央の記事が発表したものを転載する形でしか報道することが許されておりません(ベトナムの海洋法成立に対する中国のプロパガンダの失敗)。

そのため、第一報では、基本的に事実だけ報道することとなり、結果報道量も短く、中国政府がこの問題について、どのように対処しようとしているのは伺うことができません。

実際『新華社』の記事を見ても、10日午後李明博大統領が突然訪問したこと、これは「独島は韓国領土」だという主張を強烈に宣言したものであること、「防衛白書」で互いに竹島(独島)を自国の領土として記述し、抗議していたことなどを短く紹介されているに過ぎません。

2 中国人の意見

他にも日本が韓国大使の召還を決めたことなどが短い記事(2行)で紹介されていますが、さすがにこれだけでは面白くないので、これを転載した『新浪網』に書かれていたコメントを紹介させていただきます。
先に日本が滅んでしまえ、次がベトナムとフィリピンで、最後がアメリカだ。

日本は独島でメンツを失った。釣魚島でメンツを取り戻そうとしないか心配だ。

韓国人がどのようにしているか見るべきだ。おまえ(政府)が(尖閣諸島)に行くことを許さなくても俺は行く。中国も学ぶべきだ。

他の国のことなどどうでも良い。大事なのは中国人のメンツだ。中国はどうして駐日、駐フィリピン、駐ベトナム中国大使を召還しない。またこうした国々の大使を中国から追い出すべきだ。

3 個人的感想

ある意味予想通りの反応です。中国は日本だけでなく、フィリピンやベトナムとも南沙諸島で領土紛争を抱えているので(中国とフィリピンの1ヶ月近くの睨み合いフィリピンやベトナムを「小国」「蚊」扱いする中国)今回の日韓の争いを見ているとどうしもてそれが先に思い浮かぶのでしょう。

そのため下手をするとこの問題は日中間だけでなく、中国と東南アジア諸国にも多大な影響を及ぼす可能性があるため、中国政府としても対応に苦慮する間違いなく「敏感」な問題であると考えます。

最後に、純粋に今回の李明博大統領の行動についての感想を述べさせてもらうと、こうした手段を大統領がとるということは、「外交」という意味では最悪だと考えています。

一般市民や野党が勇ましい言動をするのはよくあることですが、実際の政権の執行者がそれをしてしまったのでは、ある意味交渉を拒否しているのと同じわけで、とても一国の大統領がとるべき態度とは思えません。

「立つ鳥跡を濁さず」という諺がありますが、基本的に辞める大統領のするべきことではなく、日韓関係だけでなく、アジア全体の外交に多大な悪影響を及ぼす愚挙であると考えています。

あわせて読みたい

「韓国大統領の竹島上陸」の記事一覧へ

トピックス

ランキング

  1. 1

    ベガルタ選手 交際相手DVで逮捕

    SmartFLASH

  2. 2

    淡々とデマ正した毎日新聞は貴重

    文春オンライン

  3. 3

    学術会議の任命拒否 説明は困難

    非国民通信

  4. 4

    ウイグル弾圧をルポ 朝日に評価

    BLOGOS しらべる部

  5. 5

    岸防衛相の長男 フジ退社で衝撃

    文春オンライン

  6. 6

    米山元知事が橋下氏の煽動に苦言

    SmartFLASH

  7. 7

    GACKT お金と違い時間は戻らない

    かさこ

  8. 8

    高齢者は貯蓄 現金給付改善せよ

    永江一石

  9. 9

    「特攻」冬の発熱対応に医師嘆き

    中村ゆきつぐ

  10. 10

    コロナで潰れる「強みのない店」

    中川寛子

ランキング一覧

ログイン

ログインするアカウントをお選びください。
以下のいずれかのアカウントでBLOGOSにログインすることができます。

コメントを書き込むには FacebookID、TwitterID のいずれかで認証を行う必要があります。

※livedoorIDでログインした場合、ご利用できるのはフォロー機能、マイページ機能、支持するボタンのみとなります。