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赤木俊夫さん妻「森友再調査」署名25万人突破に自殺以来「初めて幸せを感じた」 - 「週刊文春」編集部

 公文書の改ざんを上司に強要されて心身を病んだ末、2年前の3月に自ら命を絶った財務省近畿財務局の上席国有財産管理官・赤木俊夫さん(享年54)。妻の昌子さん(仮名)が、相澤冬樹氏(大阪日日新聞)の取材に応じ、現在の心境を語った。

【画像】赤木さんの誕生日に供えられたケーキ

 昌子さんは、夫の死の真相を知りたいと、国と佐川宣寿元財務省理財局長を相手取り、3月18日に損害賠償請求訴訟を提起した。しかし、安倍晋三首相や麻生太郎財務大臣は再調査しないと国会で答弁。そこで、昌子さんは3月27日から、キャンペーンサイト「Change.org(チェンジ・ドット・オーグ)」で、「再調査」を求める賛同者を募った。


再調査しないと国会で答弁している安倍首相 ©共同通信社

 すると、翌28日には早くも15万人を突破。4日後の3月31日には、賛同者は25万人を超えた。運営側によると、これは同サイト史上最速、最多の数字だという。

 昌子さんは、どれだけの人が賛同してくれるか、最初はドキドキだったという。この反響の大きさには、「(赤木さんが自殺した)あの日以来、初めて幸せを感じました。署名のニュースを見ると血液が沸き立つような感覚がします」。さらに、「20万の人が応援してくれる日がくることを、あの時(葬儀の時)の夫に教えてあげたい」とも明かした。

 旧国鉄の分割民営化を受けて、国鉄マンから大蔵省(現・財務省)職員となった赤木さん。

「公務員に誇りを持っていました。普段から『ぼくの契約相手は国民です』と言っていましたし、同じマンションの方には『私の雇用主は日本国民なんですよ。日本国民のために仕事ができる国家公務員に、誇りを持っています』と話していたと、亡くなった後に聞きました」(昌子さん)

 4月2日(木)発売の「週刊文春」では、赤木さんがどんな人だったのか、どのようにして昌子さんと出会い、どんな夫婦だったのか、かつて自民党支持者だった昌子さんはなぜ告発を決意したかなど、昌子さんの「全告白」を掲載する。また、幸せな夫婦の暮らしを物語る赤木さんの写真や、池上彰氏、後藤謙次氏などジャーナリストがこの問題について語ったインタビューを含め、12ページにわたって伝えている。

(「週刊文春」編集部/週刊文春 2020年4月9日号)

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