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令和時代でも、キャリアアップしたいなら付き合いゴルフや飲み会に行くべきか

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キャリアアップを目指すなら男性社会になじまなくては──。そう考える女性にとって、付き合いゴルフや飲みニケーションは悩みの種。男性学を研究する田中俊之先生が回答してくれます。

ゴルフクラブとボールの草の上
※写真はイメージです(写真=iStock.com/Dzmitry Ryshchuk)

「部長を目指すなら行っておけ」に悩む女性も

上司と部下の親睦を深める手立てとして、昭和の時代からよく行われてきたのが付き合いゴルフや飲みニケーション。職場外とはいえ仕事の話が出ることも多く、キャリアアップや人脈づくりに役立つと考えている人も少なくありません。

こうした考え方は、50代以上のおじさんによく見られます。彼らはゴルフや飲みニケーションを、仲間意識を強める手段として重視し、参加しない人は仲間ではないと考える傾向があります。さらに、この世代には管理職や経営層も多いため、中には部下の昇進昇格に対して影響力を持つ人も。

そのため、誘われた部下は「キャリアアップを目指すなら参加しておくべきなのかな」と思いがちです。女性の場合は、男性社会になじまなくてはという思いも加わるかもしれません。

最近では、上司から「部長を目指すなら参加しておけ」と勧められて、本当に行くべきなのかと悩む女性もいると聞きます。悩むということは、本音は行きたくないからでしょう。

しかし、その理由が例えば「ゴルフなんておじさんっぽい」「おじさんと飲んでも楽しくない」という漠然としたものだとしたら、私は少しもったいないかなと思います。

行ってみたら意外と楽しいかもしれないし、新たな趣味や学びの場になる可能性も。それが人脈づくりにもつながったら一石二鳥です。否定する前に、まずは一度体験してみるのも一つの手です。

おじさん社会になじむ必要はあるのか

問題は、行きたくない理由が「職場での付き合いだけにとどめたい」「子育て中で時間がとりにくい」などだった場合です。この場合、参加するには多少の我慢や無理をしなければなりません。

キャリアアップのために、つまり男性社会になじむために無理をしてまで付き合うべきかどうか──。結論から言えば、私は行かなくていいと考えています。なぜなら、おじさんたちによる今の男性社会は、間もなく終わりを迎えるからです。

彼らはあと10年前後で定年を迎え、会社からいなくなります。それとともに、ゴルフや飲みニケーションで仲間意識を強め、その仲間だけを取り立てるような風潮もなくなっていくでしょう。

皆さんのキャリアはあと数十年もあります。今の上層部と仲間意識を強め、彼らの社会になじんだとしても、その環境は長くは続きません。だったら、今無理をして付き合いに時間を割くよりも、彼らがいなくなった後のことを考えてスキルを磨くことのほうに力を注いでほしいと思います。

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