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【私の主張】国づくりの基本は、人づくり。公共の中に存在する個であることを自覚する精神 - 党愛知県第1選挙区支部長 くまだ 裕通(47)

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党愛知県連の一斉街頭演説会で拉致問題の
解決を訴える くまだ裕通支部長

 国づくりの基本は人づくりであることは言うまでもありません。しかし、私がある小学校の教員から聞いた一言が衝撃的でにわかには信じられない内容でした。給食時にクラス全員で当たり前のように「いただきますと言ってから食べましょう」と指導したら、後日保護者から「親が給食費を払っているのになぜ無理やり『いただきます』を言わせるのだ」と苦情があったそうです。

 このこと自体は全ての教育現場で起きているわけではない一部の事象ですが、昨今の世情を鑑みたとき、戦後67年目を迎えた日本人として今後の教育をあらためて大きく見直す時期がきていると痛感しています。

 大自然の恵みに生かされている命を大切にし、謙虚さや思いやりある品格を持った日本人の心を取り戻し、人間力を育む教育に様々な領域で取り組まなければなりません。社会の宝である子供たちには高い学力はもちろん、それ以上に規範意識、すなわち「公共の中に存在する個であることを自覚する精神」「謙虚で他人を思いやる道徳心」「国や郷土や自然を愛する心」を養うことが大切です。

 多様な価値観により総合的な教育力の低下が指摘されている今、子供の成長に合わせて人間力を高めるエッセンスを加え、フォローしていく必要があります。

 例えば幼児・児童期の英語教育を全て否定するつもりはありませんが、この時期は特に基本的な道徳心を養い集団社会における人間形成、日本語力を高めることに重点をおく必要があると考えます。

 中学生以降の思春期には伝統・文化・歴史を幅広く教えることにより、世界の中の日本である存在、さらにグローバルな視点で日本は美しく洗練された国であるという郷土愛を育み、日本人であることに誇りと自信をもたせたいものです。地域の助け合いやボランティア活動を義務付け、積極的に参加させることによって地域福祉への理解度を深めて、日本人が元来持っている自分が犠牲になって人の役に立つ喜びを感じる心を養うことができるはずです。

 一定期間、ある程度の厳しい環境下での規律正しい集団生活を経験させることによって、自身が公共の中に存在する個であることを自覚し、秩序ある社会の中で負うべき義務と行使できる権利の本質を学び真に自立した個人を育てることができるのではないでしょうか。

 現在の日本で育った若者たちは、戦後の混沌(こんとん)とした社会状況などまったく知らず、元来の日本人としての気質が薄れつつあるように思われます。近年起きた災害でも、海外の人たちが絶賛するような誇り高き日本人の良い部分を何としても現在の若者たちに引き継いでもらい、健全で、実りある社会を実現していくことが大切です。

 教育の立て直しを図ることで若者が自分の立場を理解し、他人と自分の環境を比較し妬(ねた)んだり羨(うらや)むのではなく、良き部分を取り入れて目標にすることで、日本全体が活性化の道筋を見つけられるのではないでしょうか。

熊田 裕通(くまだ・ひろみち)

 昭和39年8月28日名古屋市生まれ。愛知高校、神奈川大学法学部卒業。衆議院議員海部俊樹秘書5年。平成7年4月愛知県議会議員選挙の名古屋市西区で初当選、連続5期。県会警察委員長、県監査委員、党県議団政調会長、党愛知県連広報委員長。現在は党愛知県第1選挙区支部長。スローガンは「取り戻そう、日本!」。尊敬する人:上杉鷹山。座右の銘:感謝と躍進。家族:妻、2男、1女

くまだ 裕通ホームページ

http://www.kumada-hiromichi.com

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