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「対応が遅すぎた」とテレビで小池知事への批判コメント相次ぐ

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  テレビの情報番組は3月26日(木)、前夜の小池知事の記者会見の映像を各局で流してこの会見について報道している。

 どの番組も、知事がこれまでになく強い表現で外出の自粛などを要請している点を重要視して伝えるとともに、総じてこの小池知事の対応に対して「遅すぎたのでは?」という批判的なトーンで伝える番組が多くなっている。

TBS「ひるおび!」

(恵俊彰キャスター)

「田崎さん、北海道の鈴木知事。2月の28日に非常事態宣言を出した。これにも法的根拠はない。

でも『週末、外出は控えてくださいね」と言いました。

大阪府の吉村知事。それから兵庫県の井戸知事。『兵庫県の危機を気をつけてくださいね』と言っていた。

(それに比べて)小池さんの発信はなんか弱かったり、遅かったりするように感じる・・・」

(政治ジャーナリスト・田崎史郎)

「そうなんですね。だから、大阪府の吉村知事の発信は先週出たんですから、三連休にはいる前。

だから小池さんが昨日言われたことはさすが発進力があるなと思ったんですが、

1週間前であれば、なおよかったと」

(恵キャスター)

「1週間前に(この発言が)出ていたら、この41人(前日発表された1日の感染者の数)という数字になっていたのかどうか」

 世界全体の感染者のペースが多くなっているデータが示された後でコメンテーターを務めるタレントのふかわりょうがコメントした。

(ふかわりょう)

「今、田崎さんがおっしゃったように、小池知事の、1週間前だったら、というのは私ちょっと賛同するところがありまして、

東京オリンピックが延期になりましたよね。その(決定の)後のタイミングでこういう発表をすると、どうしても色メガネというか、今まで思い切ったことを発言できなかったのは、

東京オリンピックへの影響を、こう天秤じゃないが、そこが気になって思い切ったことを発言できなかったのかなと思ってしまう」

(恵キャスター)

「東京が封鎖だなんて言ってしまえば本当にオリンピックが本当にできなくなるかもしれないから?

で、オリンピックの延期が決まったら、東京封鎖するかもしれませんよと言っているように聞こえるということ?」

(ふかわ)

「タイミング的にそう思ってしまう。

世界的に見ても(感染が広がっていたので)先週でも全然おかしくはなかったんですがタイミングですね」

(恵キャスター)

「田崎さん、どうご覧になっている?」

(田崎)

「だから1週間遅いんですよ」

(恵)

「もっと早く言えた?」

(田崎)

「言えた。

小池さんが昨日の会見でも言っておられましたが、『厚労省のクラスター班からデータが届いてました』と。

『でも大阪に比べたら、うんと(感染者数が)低いんで。一桁違ったんで私は(外出の自粛要請などを)やりませんでした』という趣旨の発言だった。データは届いていたけどデータを軽視したということです。あの段階で・・・」

CBC「ゴゴスマ〜GOGO ! Smile !〜」

 名古屋のCBCテレビがTBS系で放送する情報番組「ゴゴスマ」でもこんなやりとりがあった。

(石井亮次キャスター)

「週末外出自粛要請というのが出て、お母さんとしてどういう気持ちになりました?」

(放送作家・野々村友紀子)

やっぱり、もう少し早く言っていただいていたら、三連休でみんながもっと外に出なかっただろうと思います。

こういうちょっと緊急の感じがする一方で、学校が始まるのって、どうするんやろう? 大丈夫かな?とちぐはぐな感じがしていて不安になりました」

(東国原英夫・元宮崎県知事)

「法律に基づく根拠がないですから国が特措法に基づいて『緊急事態』を宣言して都道府県知事に依頼する、

要請するということになるんですけれども、僕は北海道がやったように緊急事態宣言って自治体で、

法的根拠はなくても、警鐘として注意喚起として出せるんですよね。

僕はもっと早め早めにそれを出して状況に応じて徐々に強めていくという策の方がよかったんじゃないかと思いますね。

今まで東京都って非常にぬるくて、オリンピックがあったからでしょうね。それが急にここに来て・・・。これってどうなのかと思いますよ」

テレビ朝日『羽鳥慎一モーニングショー』

 この番組でも小池知事の対応の遅れについてタレントの高木美保が指摘した。

(高木美保)

「小池さんのこのメッセージというのは、やはり(1日で)41人の感染者ということを受けて、その中で重みがあったと思うんですが、すごく残念なことはこの、(厚労省の推計値以下の水準を)達成すればよかったという意味ではなくてね、

この重みのある発言が連休前にもし出されていたらなということはすごく感じる。

でも41人という数字が出てきたタイミングが皮肉にも連休の後だったということもあるんですが、そう考えると、偶然のせいだけにもしないで、たとえば渡航者の感染が増えている、とか、感染経路がわからない人が増えてきているんじゃないか、というのはその前から徐々に徐々にわかっていることなので、むしろ本当に早め早めにこういった強いメッセージを出すことはできたのではないか。

どうしてもオリンピックのことを考慮してしまったのか、

あるいは、

政治の専門家の人からは

『小池さん、都知事選のこともちょっと考えたかもしれないね』とも・・・

でもちょっとしたきっかけや兆候があったら、この先はこういうふうに大変なことになりますよというメッセージを重みをもって発言するのは大事なことだなと、今回のバッドタイミングを含めて感じました」

 もちろん小池都知事の対応が結果的に遅かったのかどうか現時点で答えを出すことは難しい。

 対応の効果はしばらく後になってから検証してみないことには分からないだろう。

 それでも、小池知事が「東京オリンピック」および「都知事としての再選」という2つの課題が念頭にあって、明確な宣言を出すのが遅れた可能性があるという指摘を複数の番組でコメンテーターたちがしていたことは記憶しておきたい。

 こうやって見てみると、テレビの情報番組での「コメント」も庶民感覚を交えて様々なタレントなどがその時々にこれは大事だと思うことを発言していることがわかる。専門的な知見に基づくものもある一方で母親としての視点など、生活者の感覚そのままに発言する人もいて、スタンスも人それぞれだ。

 小池知事のこの強い問題意識は三連休の前に、人々が街に繰り出してあまり浮かれる状態になる前に出してほしかったという感覚はこのウィルスの怖さを知れば知るほど一般の人たちの間でも共有する感覚だったのではないだろうか。

※Yahoo!ニュースからの転載

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