記事

イタリア「移動禁止令」無視して摘発された人…ついに10万人超え

写真:AFP/アフロ

 イタリアで、新型コロナウイルスによる死者が激増、3月24日現在で7000人に迫っている。

 感染拡大を止めるため、10日から移動制限を出してきたイタリア政府だが、23日から、さらに厳しい措置が取られている。食料品関連や輸送業を除き、企業の不要不急の生産活動を4月3日まで停止。その他の仕事は在宅勤務以外認めず、できる限り外出を控えるよう要請した。

 外出する場合は、来た場所・目的地・何の用事かを記した外出許可証を携帯する必要がある。

 違反した場合、当初200ユーロ(約2万4000円)ほどの罰金が科せられたが、24日、コンテ首相が会見で上限を3000ユーロ(約36万円)に引き上げると発表。

 いまだに平気で外出している人々に対し、コンテ首相は「規則を守ることが、親しい人のためだけでなく、国際社会が緊急事態を乗り越えることにも役立つ」と念押ししている。

 とはいえ、不要不急の外出をしてしまう人が後を絶たないようだ。グローバルメディア『QUARTZ』は、3月24日、これまでに正当な理由なく外出したとして、計10万2316人が摘発されたと報じた。

 こうした事態に、イタリア各地の市長たちも危機感を強めている。

 3月24日の『CNN』によれば、《南部の港町レッジョ・カラブリアでは20日、市長が犬を散歩させている市民を見かけ、SF映画「アイ・アム・レジェンド」で生き残ったヒーローを演じるウィル・スミスではないのだから帰宅しろ、としかりつけたことを報告。市内の道路は警察がドローン(小型無人機)で監視していると警告した》という。

 一方、移動制限の効果が出始めているとのデータもある。イタリアの国家市民保護局長は、『La Repubblica』紙で「2週間前に取った措置が成果を出し始めている」と主張。今後のデータを注視していく方針を示した。感染拡大に歯止めはかかるのか。

あわせて読みたい

「新型コロナウイルス」の記事一覧へ

トピックス

ランキング

  1. 1

    満員電車ゼロ 小池知事は今やれ

    藤田孝典

  2. 2

    反権力は正義か マスコミに疑問

    BLOGOS編集部

  3. 3

    安倍嫌いでも協力を 医師が訴え

    中村ゆきつぐ

  4. 4

    キスも…慶応研修医の集団感染

    文春オンライン

  5. 5

    橋下氏 感染数より死亡数を見よ

    PRESIDENT Online

  6. 6

    東京の緊急事態対応は「まとも」

    木曽崇

  7. 7

    タバコで新型コロナ重篤化の恐れ

    BLOGOS編集部

  8. 8

    よしのり氏 政府の持久戦を支持

    小林よしのり

  9. 9

    政治を動かした医学専門家の責任

    篠田 英朗

  10. 10

    コロナ患者かかった病院実名公開

    PRESIDENT Online

ランキング一覧

ログイン

ログインするアカウントをお選びください。
以下のいずれかのアカウントでBLOGOSにログインすることができます。

コメントを書き込むには FacebookID、TwitterID のいずれかで認証を行う必要があります。

※livedoorIDでログインした場合、ご利用できるのはフォロー機能、マイページ機能、支持するボタンのみとなります。