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安倍総理の防大卒業式での訓示に感銘 自衛隊の地道で堅実な活動に改めて感謝

安倍総理の防大卒業式での訓示(出所:首相官邸)

参議院議員赤池まさあき(自民党・比例代表全国区)です。「日々勉強!結果に責任!」「国づくり、地域づくりは、人づくりから」を信条とし、賢く強かで思いやりある人づくりを通じて、国を繋げ、護り、発展させていきたいと考えております。

3月22日(日)、神奈川県横須賀市にある防衛大学校で卒業式が執り行われました。中共武漢発の新型コロナウイルス感染症が防止のため、ご家族や来賓が参加できず、防大初の規模縮小での卒業式となったことは残念でした。自衛隊の幹部となり、また諸国の幹部となる卒業生・留学生に対して、心よりお祝いを申し上げたいと思います。

 その中で、自衛隊最高指揮官である安倍総理の訓示には、感銘しました。改めて地道で堅実な自衛隊の様々な活動を訓示の中で紹介しており、自衛隊に感謝の念を表したいと思いました。

我が国を取り巻く大変厳しい安全保障環境の中で、また、気候変動や国際化が進む中で感染症という新たな脅威とも遭遇する中で、国家国民の安全を保障する自衛隊の方々の役割は益々重要となってきています。いかなる事態にあっても、事に臨んでは危険を顧みず、身をもって責務の完遂に努める自衛隊員。彼らが、士気高く、誇りと使命感をもって、任務に全うできる環境を整備せねばと思います。具体的には、憲法への自衛隊の明記、国民理解の促進、装備充実、待遇改善等々、引き続く力を尽くします。

防大卒業式での安倍総理の訓示の中から、以下4点の話を紹介します。
 https://www.kantei.go.jp/jp/98_abe/statement/2020/0322kunji.html

●⑴コロナウイルスの対応で延べ8,500人超が任務 1人も感染者出さず

 「今回のコロナウイルスの対応では、延べ8,500人を超える自衛隊員が任務に当たり、この瞬間も、各地の自衛隊病院で、感染症患者の救護に当たっています。先週、活動を完了したクルーズ船『ダイヤモンド・プリンセス号』における隊員の多くは、感染症対処の経験がない者でした。

 しかしながら、衛生隊の看護官の専門的な指導を受け、船内消毒から物資の補給ルート構築、プライバシーを守りながらの病院搬送を実施。PCR検査においては、医官が、僅か10日あまりで、2,200人を超える検体採取を完了しました。

 そうした中で、従事した隊員からは、ただの1人の陽性者も出していません。一つひとつの手順を、基本に忠実に、精緻に進めていく。その習慣が身に染みついているからこそ、完璧な任務の遂行が可能となったのだと思います。」

●⑵地下鉄サリン事件でも除染隊75名が任務 現場指揮官が身をもって安全確認

 「1995年3月に発生した地下鉄サリン事件では、75名からなる除染隊が、見えない脅威に立ち向かいました。任務に当たった隊員の一人は、地下鉄構内に向かう時の心境を、こう語っています。地獄に吸い込まれるような気がした。戦闘用防護服で全身を固めた隊員たちは、化学隊の指導を受けながら、手際よく除染剤を調合しました。猛毒ガスが充満しているかもしれない構内に乗り込み、除染器で、車両の隅から隅まで、丁寧に黙々と、サリンの除去に当たりました。

 作業を終えた後、現場指揮官の一人であった中村勝美三佐は、隊員たちに待機を命じ、突然、防護マスクを取り、大きく息を吸い込みました。サリンは、0.1グラムの吸引でも死に至ります。検知器もなかった当時、最終的な安全を、自らの身をもって確認する。その時の思いを、中村三佐は、こう振り返っています。自信をもってマスクを脱ぎました。隊員の作業が完璧でしたから。いかなる事態にあっても、事に臨んでは危険を顧みず、身をもって責務の完遂に努める。その時のために、一日一日に、そして一つひとつの訓練に、全力を傾ける。地道な努力を積み重ね、平素からの備えを万全とすることを求めたいと思います。」

●⑶ソマリア沖アデン湾での海賊対処10年 1隻の被害も出さず

 「太平洋からインド洋に繋がる広大な海を、自由で開かれたものとするためにも、諸官の果たす役割は、益々重要なものとなっています。インド洋の西の端、ソマリア沖アデン湾では、50度を超える灼熱(しゃくねつ)の中で、4千隻を超える船舶の護衛に、汗を流す諸官の先輩の姿があります。この地において、遡ること10年あまり、五島浩司(ひろし)司令率いる400名の隊員たちが、我が国初となる海賊対処活動に臨みました。

 漁船には、機関銃やロケットランチャーを装備した海賊が潜んでいるかもしれない中で、艦船と艦船の対峙(たいじ)を前提とした従来のやり方は、一切通用しません。随時報告される被害情報に、不安な表情を浮かべる隊員たちを前に、司令は、呼びかけました。これまでの任務とは、全然違う。みんなで考えていこう。

 作戦会議には、若い士官を参加させ、階級の別なく、時には激論を交えながら、新しいアイデアを積極的に取り入れました。上意下達の雰囲気を一掃すべく、いつでも誰でも意見できるよう、船内をくまなく歩いて、全ての隊員に話しかけたそうです。

 他愛のない会話の中から、攻撃された場合の緊急旋回の角度、それに必要な直線航行距離。海士や海曹から、最前線ならではの気付きが寄せられました。いつしか、隊員たちの不安は高い士気へと変わり、現地到着の直前まで、ひたすら訓練と作戦要領の修正を積み重ねました。

 その後も、作戦要領には、隊員たちの知恵と汗が結集され続けています。そして、10年以上経った今なお、一隻の被害も出すことなく、この地域の安全な航行が保たれています。この海賊対処活動だけでなく、弾道ミサイル警戒、瀬取り監視。我が国を取り巻く環境が目まぐるしく変化する中、自衛隊には、これまで経験したことのない任務が課せられてきています。今後は、諸官が、一人一人の力を存分に発揮させ、一丸となって、新しい道を切り拓(ひら)く。高いリーダーシップを発揮する幹部たるよう、不断の研鑽(けんさん)に努めることを、切望いたします。」

●⑷中東海域での情報収集活動に出航 憲法違反プラカードをなくす環境整備を

 「本年1月からは、中東海域において、情報収集活動が始まりました。年間数千隻の日本関係船舶が航行し、我が国が消費する原油の約9割が通過する、国民の生活を支える大動脈・命綱です。2月2日、私は、護衛艦『たかなみ』に乗艦し、中東の地に向かう隊員たちを直接激励する機会を得ました。使命感に燃え、整然と乗り込む隊員の姿を、大変、誇らしく思いました。

 半年にもわたる、長い任務です。それでも、御家族の皆様が、笑顔で隊員たちを送り出して下さったことに、心より御礼を申し上げます。

 一点、残念だったのは、御家族が見守る一角に、憲法違反、とプラカードが掲げられていたことです。隊員の幼い子供たちも、もしかしたら、目にしたかもしれない、どう思うだろうか。そう思うと、言葉もありません。隊員たちが、高い士気の下で、使命感を持って任務を遂行できる。そうした環境を作っていかなければならない。改めて、強く感じています。諸官は、これから幹部自衛官として、それぞれの道を歩んでいくことになりますが、高い誇りを持って、任務に当たっていただきたいと思います。」

 以上、自衛隊最高指揮官である、安倍晋三・内閣総理大臣の訓示を紹介しました。私達は、自衛隊の活動を理解して、引続き支援していかねばと思いました。

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