記事

再修正の提案

本日、「真の一体改革を実現する一期生の会」24名(衆議院21名、参議院3名)の議員名で、三党合意の修正を求める提言書を前原政調会長に提出してきました。

前原政調会長からは、閣議決定の内容が、

三党合意の中で変わってしまったことについて、交渉責任者としてお詫び申し上げる。

私たちの思いを重く受け止める。

対応については、幹事長と相談をさせてほしい。

主にこの三点の趣旨の発言を頂きました。


今日申し入れを行ったメンバーは、衆議院の採決に反対、棄権、欠席した者だけでなく、賛成した人、さらに参議院議員も含まれます。

2009年の選挙の時、広がってしまった格差を是正し、セーフティーネットを強化し、社会保障を立て直す、そして既得権益と戦うという思いで戦いました。


それが閣議決定の中には込められていたはずで、それが三党合意の中で、失われてしまった部分を何とか取り戻したいという思うで提言をしました。

提言書は長くなりますが、以下の通りです。




民主党政策調査会長 前原 誠司 殿

平成24年8月7日

真の一体改革を実現する一期生の会(真実の会)

衆議院議員 石森久嗣 石山敬貴 大西孝典
熊田篤嗣 小山展弘 斉藤進
空本誠喜 橘秀徳 玉置公良
道休誠一郎 野田国義 橋本勉
初鹿明博 福島伸享 福田衣里子
水野智彦 皆吉稲生 宮崎岳志
柳田和己 山岡達丸 山口和之

参議院議員 有田芳生 田城郁 徳永エリ
(五十音順)

社会保障と一体改革関連法案について再修正の提案

真の一体改革を実現する一期生の会では、社会保障の充実を確実に実行しなければ、真の一体改革ではないという立場で、衆議院での3党合意、採決後、参議院での審議を見守って参りました。

しかしながら、残念なことに自民党側の提案者と民主党側の提案者の間で答弁が食い違うことがしばしば生じ、このまま3党合意の修正案を成立させてしまうと社会保障の充実が取り残され、結果として消費増税だけが残り、その増収分も公共事業に大半が回されるという凡そ一体改革とはかけ離れた結果になってしまいかねないと懸念を持つに至りました。

そこで、民主党の信頼を回復するためにも、党が一丸となって取りまとめた一体改革大綱の精神に立ち返るべく以下の修正を求めるものであります。


★ 年金関係
世代間、世代内の公平性を担保しつつ、社会保険制度では解消できない格差を是正するために以下の再修正を求めます。

○ 一定割合の加算では著しく受給額の低い低年金者の救済にならないので、政府案通り一定額の加算とすること

○ 年金受給者間の格差を縮小するため、高所得者の年金減額を先延ばしすることなく実施すること

○ 短時間労働者への厚生年金適用拡大に関する検討事項を当初案通り、将来大していくことを担保する条文とすること

○ 受給者間の公正を保つため、過払いが判明している運用3号に関して是正を図ること

★ 子ども子育て関係

子ども関係の所管官庁を一元化し、全ての子ども達に良質な学校教育(幼児教育)を提供するという理念を確実に実行するために以下の再修正を求めます。


保育所がそのまま残ると学校教育(幼児教育)を受けることが出来ない子どもを残してしまうので、保育所については認定子ども園への移行を義務付けること

○ 地方消費税の使途に関して子ども子育て関係に確実に使われるよう条文上明示すること

★ 税関係

消費税の持つ逆進性を解消し、社会保障と税の本来の目的である所得再配分の機能を強化することと、消費増税による増収分が大型公共事業に使われることなく、確実に社会保障の財源として使われるように以下の再修正を求めます。

○ 削除された所得税の累進性の強化に関する規定、相続税等の資産課税強化に関する規定を復活させること

○ 歳入庁に関する規定の骨抜きを元に戻すこと

○ 消費税引き上げに当たっての条件として公共事業への重点配分を規定した附則第18条第2項を削除すること

○ 東日本大震災の被災者に対して、負担増とならないように控除もしくは給付措置を別途設けること

○ 一時的な簡素な給付措置で終わらせることなく、恒久的な逆進性対策を確実に実施すること

★ 社会保障制度改革推進法案関係

国家として国民の生活の安定に責任を果たすことを基本にしつつ、自助、共助、公助の適切な組み合わせで、社会保険制度では対応しきれない部分について適切な福祉措置を講じることを担保し持続可能な社会保障制度を構築するために以下の再修正を求めます。

○ 第二条 基本的な考え方の条文を以下の通り修正すること

一 自助、共助及び公助が最も適切に組み合わされるよう留意しつつ、国が憲法第二十五条の規定に基づき健康で文化的な最低限度の生活を保障することを前提に、国
民が自立した生活を営むことができるよう、家族相互及び国民相互の助け合いの仕組みを通じてその実現を支援していくこと。


社会保障の機能の充実と給付の重点化及び制度の運営の効率化とを同時に行い、税金や社会保険料を納付する者と給付を受ける者、それぞれの立場に立って、負担の増大を抑制しつつ、持続可能な制度を実現すること。

○ 第六条 医療保険制度の条文を以下の通り修正すること

四 今後の高齢者医療制度については、状況等を踏まえ、必要に応じて、第九条に規定する社会保障制度改革国民会議において検討し、結論を得ること。

○ 第九条
社会保障制度改革国民会議の任務に、中長期的な国家が保障すべき社会保障の水準と負担のありうべき方向性について審議する旨の規定を加えること


社会保障制度改革国民会議の委員の要件を、国土開発幹線自動車道建設法に基づく国土開発幹線自動車道建設会議と同様に法律で具体的に規定すること。

(参考)国土開発幹線自動車道建設法

第十三条 会議は、委員二十人以内をもって組織する。
2 委員は、次の掲げる者をもって充てる。

一 衆議院議員のうちから衆議院の指名した者 六人
二 参議院議員のうちから参議院の指名した者 四人
3 会議に、会長を置き、委員の互選により選任する

リンク先を見る
画像を見る

あわせて読みたい

「」の記事一覧へ

トピックス

ランキング

  1. 1

    給付金効果はあったが見えぬだけ

    自由人

  2. 2

    ロンブー淳 TVに抱く気持ち悪さ

    文春オンライン

  3. 3

    橋下氏 任命拒否の教授らに苦言

    橋下徹

  4. 4

    日本における次世代の目玉産業は

    ヒロ

  5. 5

    大阪の幻想 維新が得する都構想

    猪野 亨

  6. 6

    岡村結婚の裏に涙のエレベーター

    文春オンライン

  7. 7

    NHKと国民の関係性は「強制」に

    PRESIDENT Online

  8. 8

    ネットゲームに求められる人間力

    シロクマ(はてなid;p_shirokuma)

  9. 9

    すすきの感染 酒飲みにうんざり

    猪野 亨

  10. 10

    謎解きを許さぬ三島由紀夫の意思

    内田樹

ランキング一覧

ログイン

ログインするアカウントをお選びください。
以下のいずれかのアカウントでBLOGOSにログインすることができます。

コメントを書き込むには FacebookID、TwitterID のいずれかで認証を行う必要があります。

※livedoorIDでログインした場合、ご利用できるのはフォロー機能、マイページ機能、支持するボタンのみとなります。