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4コマ漫画「100日ワニ」炎上に学ぶ。無料から有料誘導へのタイミングが成否を握る

感動物語が思わぬ炎上騒動になっている4コマ漫画「100日後に死ぬワニ」きくちゆうき作。
ツイッター上で毎日無料公開されていて、最終話の100日目でワニが死んでしまった直後に書籍化、映画化、グッズ販売開始、有名アーティストとのコラボ歌発表があったことに加え、関わっている会社が電通なのではないか?という憶測が広がり(作者は否定)、感動のクライマックスと同時に思わぬ炎上騒動になってしまった。

ここで学ぶべきことは、無料化から有料化のタイミングを間違えるとどれだけ無料作品が素晴らしくても 「すべては金のために事前に仕組まれていた」と思われてしまい、その無料作品までもが台無しになってしまうリスクがあるということだ。

今、どんなものでもそうだけど、はじめに無料で提供し、ファンをつくり、後から有料商品を出してマネタイズするのはなんら悪いことでもないし、むしろやるべきだし、非常に効果の高い戦略だし、それ自体は何の問題もない。

ただどのタイミングでやるのかは非常に重要で、今回の「100日ワニ」は完全にそれを見誤ってしまったがために炎上してしまった。

たとえるなら、人気者が交通事故で亡くなって、ファンが悲しみや思い出に浸りながらお通夜に行ったら、笑顔で故人のグッズが売られまくっていたみたいなことだ。

なんだよ。
ふざけんなよ!
ってなるのは当然だよねという。

亡くなって何日かすぎて「ファンのために映像化が決定しました!」とか「ファンのためにグッズを
出すことにしました!」とか「ファンのために故人のドキュメンタリー本が出ます!」といわれればみな喜んで買うと思うけど、死んだ当日悲しんでいるところに死ぬことをまるで祝うかのようにあらかじめグッズが作られ並べていたらそりゃひきますよって話。

たとえばこの物語が100日後に死ぬではなく100日目に結婚するだったら、そのおめでたい日にグッズ販売とかしてもそんなに炎上はしなかったはず。

でも死ぬ話なのに死んだ最終話でもうなんか商品の話?ってなってしまえば、読者から受け入れられないのは当然だろう。

ただそこを制作側が完全に見誤っているのが、作者と曲を担当したいきものがかりの水野良樹さんの緊急対談動画からよくわかる。

電通案件でないことは明確に否定していて、そうではないんだろうけど、100日後に死ぬことにあわせて周囲がその日に合わせて歌を作ったりグッズを作ったり、100日後に照準をあわせて突貫工事でできてしまったのを「出会い」とか「奇跡」と思っているのが、読者心理とはかけ離れていることに気づいていないのだ。

確かに制作側からすればこの素晴らしい作品が100日で終わるならそこに合わせて無理くり不可能を可能にすべく歌作ったりグッズ作ったりして盛り上げようぜって気持ちはわかる。

でもこの作品の性質考えたら、お通夜のその日に故人のグッズをファンに売りつけますか?それを読者はどう思いますか?ってことはまるで考えていない。

それは悪気があったわけでもなく、金儲けのためでもなく、単にクリエイターとして100日後に合わせようぜという素直な気持ちだったと思うのだがそれがあだになったということだ。

本来ならその辺のコントロールを作者が作品の性質に合わせてすべきだったんだろうけど、いい人なのかあまりその辺の商売っ気につながる部分は無頓着だったのか、悪く言えばこの作品のバズりに「のっかってくる大人たち」に「利用」されてしまい、せっかくの作品が金儲け感に見えさせてしまったということだ。

ネットで素晴らしい作品を100日間も連載して無料で見れるのはすごいことで、その対価を何らかの形で支払いたいと思っている読者は当然いるだろうし、作者が無料公開した後自分が生活するために何らかの有料商品を出すことは読者も織り込み済みだと思うのです。

だからそれ自体はなんら悪くない。
ただそのタイミングがあまりにひどすきたから炎上したのではないか?

そういえば最近新型コロナウイルス騒動で作家の本田健さんがフェイスブックで何度も無料のライブ配信をしていた。

それはそれで素晴らしい内容でいいなと思っていたんですけど、そのライブ配信が終わった直後に「さらに詳しい話は有料セミナーで!4万8000円が今なら1万8000円で!」みたいなのになると途端に興ざめしてしまうわけです。

もちろん無料でライブ配信するのは何らかの宣伝も交えてするのは当然だと思う。
私だってそうした手法を使っているし、多くの人がこの手法を使っている。
キングコング西野さんの絵本無料公開なんかもそれだ。

でもその無料で提供してから有料商品に誘導する仕方がものすごくデリケートな問題で、そこをうまくやらないと、なんだよ金のためだけかよって思われかえってマイナスイメージになってしまう。

無料から有料への誘導をどうやってうまくやるかって、慎重にやらないといけない部分で、はじめからそのつもりであってもタイミングとかやり方とか無料でどこまで提供し、有料のものは何が違うかとかよーく考えないと。

今回の「100日ワニ」炎上は
・タイミングがあまりに悪すぎる
・作品の性質を考えていない
・作者以外の周囲がのっかりすぎた
・そこを全体でみて読者側の
視点にたってプロデュースする人がいなかったという4点が炎上した理由ではないか。

みなさんも無料から有料に誘導する際に今回の炎上に学び、タイミングややり方には注意をした方がいい。

発信は戦略的に!

というわけで有料への誘導です(笑)

これをどう思うかということです。

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