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【米中逆転!?】

トランプ大統領は19日の会見で新型コロナウイルスをまたまた「中国ウイルス(China virus)」と呼びました。人種差別的だと批判されていますが、元が中国だから問題ないと強調しています。

一方で、中国が西側からの旅行客がウイルスを持ち込むのではないかと恐れていて、今や立場が逆転したという見方が出ています。

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WSJはItaly’s Coronavirus Death Overtakes China’s (イタリアの死者数、中国を上回る)の中で、イタリア政府が19日、3405人が死亡したと発表し、中国の3245人を上回って世界で最多となったと報じています。

死者が急速に増えている理由として、高齢者が多いことを挙げています。イタリアは日本に次いで世界で2番目に高齢化が進んでいるそうです。

New York TimesはWorld Feared china Over Coronavirus. Now the Tables ArenTurned(各国は以前、新型コロナウイルス感染で中国を恐れたが、今や逆転した)の中で、当初、新型コロナウイルスの感染拡大で世界各国は中国を恐れて疑心を抱いていたが、今や中国やアジア諸国が西側諸国を恐れていて、立場が逆転した(a 180-degree turn)と報じています。

イタリア、スペイン、アメリカで感染者が急拡大する中で、中国はじめアジア各国が外からの感染を回避しようとしていて、アメリカからの渡航者を隔離し、香港ではジムやレストランに入ることを禁止しているということです。

中国がコロナの震源地だった当時、逆転は想像もできなかったが、強引な措置を導入したことで19日に中国で全国の統計の発表が始まって以来、感染が初めてゼロだったことで、潮目が変わったとしています。

トランプ大統領は、当初、影響を過小評価したことを批判されているため、チャイナ・ウイルスと呼ぶことで自分とは関係ないというk姿勢ですが、それが米中の対立をいっそう深刻にしているとしています。

The EconomistはClosed(閉鎖)の中で、新型コロナウイルスの感染拡大により各国が次々と国境を閉鎖し、地球がclosedになったと伝えています。

経済が急速に悪化した結果、企業は個人に現金を給付することで乗り越えようとしているが、こうした措置がいったいどれだけ効果があるかわからないとしています。

各国の政府はあらゆる手立てをとって押さえ込もうとしているが、速やかに感染拡大を防止できなければ、「押さえ込み」ではなく「軽減」を目指さざるを得ないと締めくくっています。

(ご参考)

イアン・ブレマー率いるEurasia Groupが新型コロナウイルスの感染拡大を受けて2020年の10大リスクを更新

感染拡大が地政学リスクを高めているとして、サプライチェーンの寸断により米中のデカップリングが進み、米中の緊張が高まると指摘しています。

https://www.eurasiagroup.net/files/upload/top_risks_2020_coronavirus_edition_1.pdf

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