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お笑いだけじゃない!放送作家界でも台頭する第7世代のココがすごい

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ビジネスマンの悩みのタネの1つが20代の部下とのコミュニケーション。幼い頃からインターネット・SNSに触れて育った彼らの思考は、我々の予想の斜め上のところにあります。今回のコラムでは、放送作家の世界で台頭する20代=第7世代を通じて、現代の若者の思考を分析しています。


はじめまして、放送作家の深田憲作です。今回、初めてコラムを書かせていただきました。コラムを書くこと自体が初めてです。

放送作家である僕に求められているのは、放送作家から見たテレビ界の現状、放送作家から見た昨今のテレビ界の変化だと思うのですが、オファーをいただいて真っ先に思ったのは「何を書いていいやらサッパリ分かりませ~ん」(僕のイメージでは織田裕二の言い方)でした。

ただ、いい機会だとも思い、最近の僕がテレビや放送作家に対して感じたことを考えたところ、1つ浮かびました。それは…「20代の放送作家が面白い」ということ。

現在36歳の僕の立ち位置は中堅放送作家。自分ではまだ若手という意識が強いのですが、20代の放送作家と仕事をしているとジェネレーションギャップを感じるようになってきました。

「歴史は繰り返す」と言いますが、僕にも後輩が出来たら「最近の若い奴ときたら~」と言ってしまうベタな先輩になるかと思っていました。しかし実際は逆で、今の20代の放送作家に感心させられることが多々あるのです。今回はそんな20代の放送作家に対して感じたことを書いていきます。

伝説の番組『電波少年』の熱狂を生んだ20代の放送作家たち

具体的な話の前に、現在のテレビ界の放送作家の世代分けについて説明します。あくまでバラエティの放送作家に限った世代分けです。

最近よく「お笑い第7世代」という言葉が使われていますが、現在のテレビ界で活躍するバラエティを担当する放送作家は、20代中盤~50代後半の4つの世代・層に分かれていると僕は認識しています。

まず1番上の層(「第1層」と呼ぶことにします)に位置するのが現在50代の世代。一部の方の名前を挙げさせていただくと、石原健次さん、伊藤正宏さん、桜井慎一さん、そーたにさん、高須光聖さん、都築浩さん、中野俊成さん、樋口卓治さん(※50音順)といった面々。

この他にもまだたくさんいらっしゃいますが、今の地上波のバラエティ番組は、ほとんどといっていいほど、この世代の方がチーフ作家を務めています。番組のエンディングに流れるエンドロールを見ると、この中の誰かの名前を目にする機会が多いです。

この世代こそがテレビの歴史において最も多くの功績を残してきた「放送作家黄金世代」と言えるのではないでしょうか。この世代は20代後半~30代前半の頃から数々の番組でチーフ作家を務め、およそ30年にわたりテレビの最前線で活躍されています。

例えば、ウィキペディアで『電波少年』を担当していた放送作家の名前を確認すると、映画『おくりびと』の脚本やくまモンの生みの親として知られる小山薫堂さんがチーフ作家だったことが分かります。

『電波少年』が始まった1992年の時点で小山さんは28歳。この歳で番組のチーフ作家を務めるのは、現在の地上波テレビでは考えられないことです。

ちなみに、年齢でいうと鈴木おさむさんは現在47歳。放送作家としてのキャリアや格を考えると、僕の中では第1層の世代に属しているという認識です。

そして、その下に位置する第2層が現在40代の世代。一部名前を挙げさせていただくと、安部裕之さん、大井洋一さん、興津豪乃さん、オークラさん、北本かつらさん、酒井健作さん、竹村武司さん、なかじまはじめさん、桝本壮志さん、樅野太紀さん、矢野了平さん(※50音順)といった面々。

僕がお仕事させてもらっている人の名前を挙げましたが、この世代で活躍する放送作家は挙げればキリがないほど。まだまだたくさんいます。

そして、その下に位置する第3層が現在30代の世代。(ここからは個人名を挙げるのは省きます)

僕もこの世代の放送作家の1人ですが、感覚としてはまだ若手放送作家だと認識している世代です。冒頭にも書いたように、正確には中堅世代。しかし、どの番組でもエンドロールの名前の並び順では下から数えた方が早く、僕は下っ端という意識が強いです。

そして、その下に位置する第4層が現在20代の世代。今回、僕が書きたいと思ったのがこの世代の放送作家についてです。

最近、少しずつ20代の放送作家と知り合うことも増えて話をさせてもらう機会も多くなりました。感心したり、「面白いな」と思うことが多くあります。なぜなら放送作家としての生き方や感覚が30代以上の放送作家とは全然違うからです。

今から書くことはあくまで僕の個人的な感想ですが、僕が20代の放送作家に感じたことを3点挙げさせていただきます。

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