記事

いったいどうなる「5G革命」病院に行かずカメラ越しの診断

イメージ

 2020年3月から、いよいよ一部で商用サービスが始まる「5G」(第5世代移動通信システム)。「高速・大容量」「超低遅延」「多数端末接続」が特徴で、現行の「4G」と比べて、速度は10倍、遅延は10分の1、接続可能な機器は30~40倍になる。

 病院まで行けないが、医師の診察を受けたい--。そんな要望を可能にするのが、「遠隔診療」だ。4Kカメラと5G通信を使えば、患者の顔色、症状のある部位、心拍数などの情報をリアルタイムで確認することができる。

「2019年1月、和歌山県立医科大学で実証実験がおこなわれました。患者さんの体にセンサーをつけて、4Kカメラで撮影し、4Kモニターで診断します。1年ほどで実用化できると思います」(スマホジャーナリスト・石川温さん、以下同)

 2020年1月、NTTドコモは、スマート治療室を搭載した “遠隔手術” を支援するトラック車「モバイルSCOT」を公開した。

「まだデモ用ですが、緊急を要する被災現場などにこのトラックを走らせて、5G回線を介して熟練の専門医が適切な指示を送ることで、執刀医を支援するシステムとなっています。

『遠隔手術』は大きく期待されていますが、かなりハードルが高くなるのも事実。もし手術中に5G通信が途絶えてしまったら、命に関わる問題になってしまいます。

 絶対に通信が途切れない技術は、あと10年ほどかかるかもしれません。次の『6G』の時代になるでしょう」

 医師や医療機関の不足、医療格差など、さまざまな課題が、少しずつ解消されていくことだろう。

いしかわつつむ
スマホジャーナリスト。携帯電話を中心に国内外のモバイル業界を取材し、一般誌や専門誌、女性誌などで幅広く執筆。近著『未来IT図解 これからの5Gビジネス』(MdN)が発売中

(週刊FLASH 2020年3月17日号)

あわせて読みたい

「医療」の記事一覧へ

トピックス

  1. 一覧を見る

ランキング

  1. 1

    朝日新聞が月ぎめ4400円に 27年ぶりの購読料値上げは吉と出るか、凶と出るか 

    木村正人

    06月15日 18:26

  2. 2

    選手間の感染だけでなく熱中症の死亡リスクも 東京五輪は綱渡り状態

    諌山裕

    06月15日 11:52

  3. 3

    「外食産業の真実爆弾」ウハウハのマクドナルド、崖っぷちワタミの"笑えない格差"はどこでついたか

    PRESIDENT Online

    06月15日 13:40

  4. 4

    2021年のガンダムの見せ方、それとテロリズム──『閃光のハサウェイ』

    シロクマ(はてなid;p_shirokuma)

    06月15日 08:36

  5. 5

    五輪強行開催 コーツが来たりて大量虐殺の笛を吹く

    田中龍作

    06月15日 08:39

  6. 6

    ワクチン接種は医療者として当然必要な条件 個人の自由を制限するのはダメなのか

    中村ゆきつぐ

    06月15日 08:23

  7. 7

    二階俊博氏、コロナ対策で失策の指摘に「これ以上やりようありますか?」と逆質問

    ABEMA TIMES

    06月15日 19:26

  8. 8

    数字の水増しが常態化? 小池知事が招いた都庁の緊急事態

    文春オンライン

    06月15日 10:31

  9. 9

    内閣不信任案提出はいいが、趣旨説明の時間が無制限というルールは止めた方がいいな

    早川忠孝

    06月15日 16:04

  10. 10

    田中みな実、長澤まさみ問題で考える マネージャーの劣化か時代の変化か

    NEWSポストセブン

    06月15日 08:58

ログイン

ログインするアカウントをお選びください。
以下のいずれかのアカウントでBLOGOSにログインすることができます。

コメントを書き込むには FacebookID、TwitterID のいずれかで認証を行う必要があります。

※livedoorIDでログインした場合、ご利用できるのはフォロー機能、マイページ機能、支持するボタンのみとなります。