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前場の日経平均は続落、米株先物の動きに反応 乱高下続く


[東京 17日 ロイター] - 前場の東京株式市場で、日経平均は前営業日比78円70銭安の1万6923円34銭となり、続落した。前日の米国株式市場はダウが2997ドル下落し、過去最大の下げ幅となった。東京株式市場も米国株の流れを引き継ぎ続落スタートとなったものの、その後は米株先物や為替のドル/円と連動し、プラス圏とマイナス圏を行ったり来たりする値動きとなった。

16日の米国株市場は米連邦準備理事会(FRB)が緊急利下げを実施したことが、新型コロナウイルスの感染拡大による景気悪化に対する懸念を強め、主要3指数が急落。ダウが2997ドル下落したほか、S&P総合500種は約12%安となり、2018年12月以来の安値を付けた。

日経平均は米国株の流れを引き継ぎ前営業日比275円09銭安の1万6726円95銭で続落スタートしたものの、安値の1万6378円94銭を付けた後は急速に切り返しプラス転換。1万7557円04銭まで上げ幅を拡大した。その後は上げ幅を縮小しマイナス転換し、再び1万7000円割れとなった。きょうの日経平均の値動きは荒く、前場の上下の値幅はおよそ1178円となっている。

先物市場ではS&P先物やダウ先物などの米株先物が自律反発で上昇。為替のドル/円も一時107円台を付けた。日銀が前日の決定会合でETF(上場投資信託)購入目標額を当面倍増したことも相場の下支えとなり、日経平均はこれらを支援材料とし上昇した。しかし、その後は利益確定売りに押され、日経平均は前日終値を挟み乱高下する展開となった。

市場では「寄り付きにリバウンド狙いで買った日計りの投資家が売っている。特段の材料はない」(国内証券)との声が出ていたほか「新型コロナウイルスの感染者の急増に伴い、市場での警戒感は高まり続けている。米株先物が自律反発で上昇するなか、日経平均も連れ高となったのだろう。特段のニュースで買い上がっているわけではない」(別の国内証券)との指摘があった。

TOPIXは0.37%高で午前の取引を終了。東証1部の売買代金は1兆9288億5700万円と商いは活況を呈している。東証33業種では、電気・ガス業、水産・農林業、パルプ・紙など18業種が値上がり、保険業、鉱業、不動産業など15業種が値下がりした。

個別では、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306.T>、三井住友フィナンシャルグループ<8316.T>、みずほフィナンシャルグループ<8411.T>などの銀行株が軟調だった。前日の日銀緊急会合でマイナス金利の深掘りは見送られたものの、引き続き世界的に金利の先安感が強いことから、収益見通しが不安視されている。

東証1部の騰落数は、値上がりが1043銘柄に対し、値下がりが1055銘柄、変わらずが68銘柄だった。

*内容を追加しました。

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