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スマホは菌の繁殖源…見えない汚れを「見える化」してみた


スマホの汚れはどれくらい?

 新型コロナウイルスの感染予防として、「手洗い」の大切さが叫ばれている昨今。しかし、生活している以上、手はいやおうなしに汚れ、あちこちに触れてしまう。今回、本誌記者は、日常生活に潜む「汚れ」を、実際にこの目で確かめることにした。

 使用したのは、日本細菌検査株式会社が販売している、「アンシンチェック」という製品だ。同社の広報担当者がこう語る。

「アンシンチェックで確認できるのは、汚れの一種であるタンパク質です。20マイクログラム以上のタンパク質に反応するよう作られています。

 タンパク質は目には見えませんが、微生物のエサとなり、菌の繁殖源になりやすい。環境にも左右されるため一概には言えませんが、たとえば、食中毒を引き起こしてしまう大腸菌や黄色ブドウ球菌が、繁殖しやすい菌としてあげられます」

 使い方は簡単だ。袋から綿棒を取り出し、汚れを確かめたい場所にこすりつけていく。袋に戻し、奥にある試薬(タンパク質を検出する薬)部分に押し込める。綿棒が青緑色になれば、タンパク質がついていることになる。試しに広報担当者が自分の手の平に綿棒をこすりつけ、試薬に入れたところ、すぐに一部が青緑色に変化していった。

 まずは、日常生活で一番手に持つ時間が多いであろう、スマホの汚れを見ていくことに。表面からは特に汚れは検出されなかったが、裏面をこすって試薬に押し込んでみると、一気に綿棒の色が変化していく。


スマホ表面は色が変わらず

「表面は、皆さん気にされて拭いているので、あまり汚れてないことが多いです。一方で、裏面は手の平の大部分が触れている箇所ですし、直接目に入らない場所なので、チェックも甘い。汚れがたまりやすい場所といえます」(広報担当者)


スマホ裏面は青緑色に

 続けて、パソコンのキーボードも検証。こちらも、常に指先が触れているだけあって、すぐに青緑色に変化した。手が触れた場所すべて試してみたくなり、記者の自宅でも使ってみたところ、指先が触れる機会が多いリモコンや、照明スイッチ部分から汚れが検出された。思っていた以上に、菌の繁殖源は身近にあるようだ。


キーボードからはやや汚れが検出

 では、汚れている箇所は、どんな処置をすればいいのか。
 3月13日、英メディアのBBCが、「スマホを『安全に、効果的に』清潔にする方法」を報じた。

 記事に登場する微生物学者のレーナ・シリック博士によれば、化学薬品やハンドジェルは、液晶画面のウレタン樹脂を傷つけてしまうため、メーカー側が禁止しているという。

 効果的なクリーニングは、「マイクロファイバーの布に水と家庭用せっけんを染み込ませ、携帯電話をやさしくこすります。液体が隙間に入らないよう気をつけてください。最後に、きれいなマイクロファイバー布でもう一度拭いて、乾かします。せっけんと水だけでも、効果的に細菌やウイルスを除去できます」ということだ。

 すべての汚れを完璧に排除するのは難しいが、意識することが大切だ。まずはこまめな手洗いをした上で、スマホやキーボードの定期的な清掃をおこないたい。


リモコンも菌のエサだらけ

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