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日本の女性は抑圧されてきた? 日本の労働市場の誤解論-2 - wasting time?


先週の日本の労働市場が変だって誰が言った?ではよくある日本の労働市場に対する誤解論(新聞やなんちゃって識者が唱える間違えた通説)を否定した。(まあ、僕自身の前からの主張でもある。参考過去記事→なぜ新卒一括採用は効率的か日本の労働市場は本当に硬直的か

日 本の労働市場において女性の労働参加率が低いというのはよく言われることである。そのこと事態は否定するべきことではない。が、まずそこで疑問なのは日本 において女性は昔から労働力として当てにされなかったのだろうか?ということである。もしくはそれは国際的に比較してどうなのか?という点である。

たまにこのブログで書くように日本の女性は西欧の女性よりもかなり自由な生き方をしてきたのではないか?ということが江戸時代などの文献を読むと明らかだ。また怠け者の男に代わって家計を支えた女性も多いという。先日紹介した

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には女性の労働に関しても良心的に統計を分析した結果がある。

女性がよく社会進出している国として挙げられるのはスウェーデンなどの北欧の国々だが、実は1970年くらいまでは日本のほうが女性の労働参加率は高かった。つい40年くらいまでは日本のほうが女性がよく働いている国であったのである。

ちなみに日本の女性は出産を機にやめることが多いから出世できないという議論があるがそれも正しくない。日本女性の勤続年数はむしろアメリカよりも長い。

後者はともかく、前者を考える限りは日本の女性は抑圧されているとは考えづらいだろう。経済・社会の発展度合いとすれば、ほうっておいてもこれから日本の女性はより働く9働かざるを得ない)という状況になるだろう。

欧 米で本当に女性が喜んで働いているのかというのも考えるべきだと思う。日本の女性は差別されている。もっと働ける環境をと叫ぶのはいいが、現実には高学歴 の優秀な女性ほど専業主婦になりたいと望んでいるとの調査もある。いつも言うように政府は余計なおせっかいを焼くべきではない。本当により多くの女性が働 きたければ(あるいは働かざるを得ないのならば)女性の労働市場への参加はますます加速する。ただそれだけのことだ。

wasting time?のブログ↓
ロンドンで怠惰な生活を送りながら日本を思ふ

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