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新型コロナウィルス惨禍をいち早く克服しつつある中国経済〜なにか釈然としない了見の狭い私

欧米株が12日、歴史的な急落に見舞われました。米ダウ工業株30種平均の終値は、前日比2352ドル60セント安い2万1200ドル62セントと下落幅は過去最大となりました。
欧州株も軒並み10%以上下落しました。トランプ米大統領が11日夜、新型コロナウイルスの拡大阻止のため、英国を除く欧州からの外国人の入国禁止を発表。経済活動が世界で収縮する懸念が強まったためです。

(関連記事)
NYダウ2352ドル安、過去最大の下げ幅 米入国制限警戒
2020/3/13 5:03 (2020/3/13 7:27更新)
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO56743620T10C20A3000000/

上記記事によれば、ダウ平均は下落率(9.99%)でみても、リーマン・ショック時の08年10月15日(7.87%)を上回り、1987年10月19日のブラックマンデー(22.61%)以来の大きさとなったとあります。

2月12日に付けた史上最高値からの下落幅は8300ドル(28%)超に達した模様です。

さて世界同時の株暴落連鎖を受けて日経平均終値は、1128円安の1万7431円と、2016年11月以来3年4カ月ぶりの安値に沈みました。

(関連記事)
日経平均終値、1128円安の1万7431円
2020/3/13 15:01 (2020/3/13 15:08更新)
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO56755270T10C20A3000000/

あらためてここ二ヶ月(1/15〜3/13)の日経平均終値の推移をグラフにしてみます。

日経平均終値の推移

※『木走日記』作成

ご覧のとおり、この二ヶ月でピークから6652.46円減少、率は27.62%と、NYダウの28%(下落幅8300ドル)とほぼ同率であることがわかります。

参考までに同期間イタリアの株価指数の動きを下記サイトで確認します。

イタリア40 相場情報
https://jp.investing.com/indices/it-mib-40

この二ヶ月でのピーク25477.55(2/19)から、14949.50(3/12)と、その減少率は41.32%を記録しています。

さてこの記録的世界同時株価暴落の局面で、一国だけその影響が軽微な国があります。

中国です。

ロイターの速報記事によれば、中国の代表的株式指標である上海総合指数は13日2,887.4265ポイント、前日比-36.0591ポイント、-1.23%の減少に留まっているのです。

(関連記事)
中国・香港株式市場・大引け=下落、海外市場に連れ安
https://jp.reuters.com/article/%E4%B8%AD%E5%9B%BD%E3%83%BB%E9%A6%99%E6%B8%AF%E6%A0%AA%E5%BC%8F%E5%B8%82%E5%A0%B4%E3%83%BB%E5%A4%A7%E5%BC%95%E3%81%91%EF%BC%9D%E4%B8%8B%E8%90%BD-%E6%B5%B7%E5%A4%96%E5%B8%82%E5%A0%B4%E3%81%AB%E9%80%A3%E3%82%8C%E5%AE%89-idJPL4N2B635V?il=0

この二ヶ月の上海総合指数 (SSEC)の動向をグラフで確認いたします。

上海総合指数 (SSEC)の推移
※以下のサイトデータより『木走日記』作成
上海総合指数 相場情報
https://jp.investing.com/indices/shanghai-composite

ご覧のとおり、中国株は2月3日に早くも底値に着き、それ以降世界のどこよりも早く、株価の上昇基調に突入しているわけです。

おそらく、新型コロナウィルス惨禍をいち早く克服しつつある中国が、世界で一番早く経済回復を果たし、前回のリーマンショックのときと同様、今後世界経済をグイグイ牽引することになるかも知れません。

これはこれで人類社会にとり、今回の新型コロナウイルス惨禍に少なくとも経済的にはおぼろげながら出口が見えてきた兆候とすれば、吉報なのでしょう。

しかしながら、了見の狭い私から言わせれば、例えれば町中に広まってしまった大火事の発火場所の住人が、多くの迷惑を人々にかけたのに、誰よりもまっさきに鎮火に成功し商売を開始するようなものでしょう。

なにか釈然としません。

このモヤモヤ感をいだいてしまうのは私だけでしょうか?

(木走まさみず)

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