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「平成の関東軍」はこの程度の覚悟だったのね

原子力規制委員会委員長候補者に対する衆議院に於ける所信聴取が、本日10時から議院運営委員会で開催されました。本稿が読者諸氏の目に触れる頃には既に終了しています。

「勉強会」と称する電力事業者との「秘密会議」が常態化していた原子力委員会で委員長代理を務めた田中俊一「候補」への質疑は、報道関係者に非公開。何故か国会議員の傍聴すら認めず、「秘密会議」の精神を衆議院も立派に踏襲です。

更には、「原子力ムラの影響力を排除する」と国会答弁していた細野豪志大臣は、委員長に加えて委員2名も「原子力ムラ」から登用を図ろうとしています。う~む、“二股番長”の面目躍如。

昨日夕刻、僕は阿部知子議員らと緊急会見を行い、これぞ「平成の関東軍」と断じました。国会の同意を得て内閣総理大臣が任命する委員長は任期5年。その間、内閣が代わろうとも解任・解職・免職等の罷免権は認められていません。

即ち、田中俊一なる御仁が率いる平成の関東軍が再稼働・増設・新設へ暴走しようと、大本営たる政府の誰も制止し得ぬ仕組。が、民自公3党は件の人事も、僅か1時間の「秘密会議」をアリバイとして猪突猛進。これぞ平成の大政翼賛会。後世の歴史家の審判を仰ぐべく党議拘束を外し、記名投票とすべき、と僕は会見で述べました。

同じく昨日夕刻、菅直人、辻元清美の両氏ら民主党の「脱原発をめざす国会議員」を自任する6名が、毎週金曜の官邸前抗議行動を呼び掛けている首都圏反原発連合のメンバーと「対話のテーブル」を開催。菅氏とは“刎頸の友”を自任する小熊英二なる社会学者が、企てたガス抜きです。

けれども蓋を開けるや、「人事案に賛同するのか、しないのか、一人ひとり答えて欲しい」と迫られ、メルトダウンならぬフリーズ状態に陥りました。「脱原発基本法」制定を目指し、次期衆院選に向けて全国会議員に見解を問い質したい、と豪語するイラ菅氏も含め。

処罰規定が伴わぬ抽象的な「基本法」は、実効法と異なり絵に描いた餅に過ぎません。国会が「平成の関東軍」を承認したなら猶(なお)の事。

この程度の覚悟だったのね、と失笑が会場内に拡がる中、大蔵官僚出身の平岡秀夫元法務大臣は「皆さんが組織代表委任を受けて、組織対組織の代表としてなら、首相に会える。それが日本の仕組」と労働組合幹部の如き発言をし、更なる失笑を買いました。いやはや、目の前で“声なき声”の魂に接しても、「大きな音」としか捉えられない民主党の正体見たりです。

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