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【インスタカート】、新型コロナで非接触宅配!ネットスーパー需要急増で注文が20倍も?

■新型コロナウイルスの感染拡大への警戒が強まるなか、オンデマンド買物代行&宅配サービスのインスタカートは5日、生鮮品などの注文品を手渡しせず置き配での宅配オプションを全米で開始したことを発表した。

外出を控える動きから宅配需要は急増しているものの、新宅配オプションの非対面受け取りで配達員との接触不安を解消する。

インスタカートのコントクトレス宅配「リーブ・アット・マイ・ドア・デリバリー(Leave at My Door Delivery)」は配達員となるショッパーが利用者が指定した時間に自宅の玄関のドア前に注文品を置いておく宅配だ。

米国の通販業界では置き配は一般的な宅配になっているが、生鮮品など食料品の宅配となるネットスーパーでは手渡しが基本だ。

インスタカートによると非接触デリバリーは数ヶ月前から一部の州で試験運用を開始。新型コロナウイルスの感染拡大にともない、人同士の接触を不安に思う利用者が急増し全米展開に踏み切った。

なおインスタカートは2日、過去72時間で注文件数が通常の10倍に膨らんだことを明らかにしている。感染者が確認されたカリフォルニア州やワシントン州、オレゴン州、ニューヨーク州では通常の20倍に膨らんでいるという。

新型コロナ禍によりインスタカートの注文で急増しているのはハンド・サニタイザー、缶詰、ビタミン、粉ミルク等となっている。

 インスタカートでは宅配サービスにスーパーマーケットと提携したカーブサイド・ピックアップ・サービスも行っている。

クリック&コレクトとも呼ばれているカーブサイド・ピックアップは、利用者がネットで注文した商品を指定されている店舗駐車場にてスタッフから受け取るサービス。利用者は通常、車から降りる必要はなく、注文品はスタッフがトランクに積んでくれる。

ウォルマートやクローガーなど大手チェーンもカーブサイド・ピックアップを自社サービスとして拡大している。

インスタカートでは2018年11月、「インスタカート・ピックアップ(Instacart Pickup)」の拡大を発表。その後、ウェグマンズやパブリクス、アルディ、スプラウツ・ファーマーズ・マーケットなど30州以上にあるスーパー1,500店で利用可能となっていた。

また今年1月には全米50州にインスタカート・ピックアップを拡大すると発表した。

インスタカート・ピックアップは同社のアプリから注文された生鮮品などを「ショッパー(Shopper)」と呼ばれるスタッフが売り場でピッキングして購入し、店の外の専用駐車場で利用者に渡す。

手数料は地域や食品スーパーによって異なる。

 サンフランシスコで2012年に創業したインスタカートはクローガーやアルバートソンズ、コストコ、サムズクラブ、アホールド、パブリクスなど北米で展開する大手食品スーパー10社以上と契約。

ウェグマンズやプライスチョッパーなど中堅食品スーパーとの提携も増え中小の食品スーパー350社以上と契約を結んでいる。

インスタカートは現在、北米市場の5,500ヵ所以上の地域で営業し、アメリカ国内では2万店以上で展開し国内世帯85%をカバーしている。

⇒こんにちは!アメリカン流通コンサルタントの後藤文俊です。
不謹慎ですが新型コロナウイルス感染拡大はオンデマンド買物代行&宅配サービスのインスタカートにとって2度めとなる神風。一度目はアマゾンがホールフーズ・マーケットを買収した時です。インスタカートの創業者でCEOのアポルボ・メタ氏は、アマゾンによるホールフーズの買収が発表された途端に「全米中の大手食品スーパーから連絡がきた」と話していました。新型コロナウイルス感染拡大では注文件数が10倍に増え、カリフォルニアやニューヨーク、ワシントンなどの州では注文が20倍!です。猫の手も借りたいぐらいの忙しさで、2時間宅配が24時間遅れになっているところもあると聞きます。手渡しする必要のない置き配オプションの展開が急にできたのも渡りに船かもしれませんね。

一方、売り場をもつお店にとって悩ましいのは、ネットスーパーの利用が習慣化することです。新型コロナウイルスの勢いが収まってもネットスーパーの利用が広く定着し、お客が店に来ないということになりますから。

 ネットスーパーの拡大により店内にマイクロ・フルフィルメントセンターを導入するスーパーが予想以上に加速しますね。同時に売り場よりアプリに注力するチェーンが増えます。ネットスーパー非参入を宣言しているトレーダージョーズは?

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