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コロナ影響で今日にも献血供給が不可能に? ピンチに池江璃花子選手は協力呼び掛け

新型コロナウイルスの感染拡大を受け、大規模イベントが相次いで中止されるなどしたことで、輸血用血液製剤の供給に影響しかねない状況になっている。日本赤十字社によると、「献血者の深刻な減少が続いている」ためで、医療にも支障が出かねない。

万一の事態に備え、日赤は献血への協力を呼びかけているが、それに反応したのが白血病からの復帰を目指している競泳・池江璃花子選手だ。日赤のURLを示して「献血の激減により不安な日々を過ごしている方もいます。そして、命を繋いでいる方もいます。」などとツイートすると、2時間あまりで約1万件もリツイートされ、共感の輪が広がっている。

Getty Images

900件近いイベントが中止に 献血協力者も減少

国内での感染者が相次いで確認されたことを受け、外出をためらう雰囲気が広がると血液の確保が難航するようになった。産経新聞の報道によると、献血ルームを訪れる人は次第に減少し、2月3週(16〜22日)の血液確保量は当初計画の94.5%に減少。全国的なスポーツ、文化イベントの中止や延期など対応を呼びかける首相の要請があった最終週(23〜29日)は90.6%にまで落ち込んだ。

首相の要請通りに、全国で各種イベントが中止されたことも、血液不足に拍車をかけている。日赤は長く、企業や団体の催しに「移動献血車」を派遣し、善意を求めてきた。ところが、そうしたイベントは2月19日から3月4日までの間に約870箇所で中止、延期されてしまったという。

今日にもO型の供給に支障? 他の型にも影響が

さらに、イベントの中止に加えて、在宅勤務(テレワーク)や時差出勤が推奨されたり、不要不急の外出が控えられたりしている状況も影響しているという。現在の状況が続いた場合、今日6日にもO型は供給に支障をきたし始め、日赤・血液事業本部の担当者は「来週13日には他の型でも供給が難しくなる恐れがある」と明かす。

こうした状況を受け、日赤は3日に「新型コロナ感染症の拡大により、献血協力者の深刻な減少が続いています。この状況が続くと必要な輸血用血液がお届けできなくなります。 献血へのご協力をお願いします。 ※献血される方が一時期に集中しないよう、ご来場の際は、可能な限り前日までのご予約をお願いします。」とTwitterで協力を呼びかけていた。

白血病からの復帰目指す池江選手 Twitterで協力呼びかけ

池江さんは、5日午前10時半ごろに献血への協力をTwitterで呼びかけた。多くの人が、「献血に協力します」「今こそ助け合いのときですね 日本の力を世界に見せつけましょう」などと反応している。持病のため投薬中で献血に協力できないという人からも「以前は、献血してましたが持病の薬飲んでる為協力できないので拡散協力しますね」と言った賛同が寄せられたほか、「ほんとにお願いします(>_<)息子には輸血が必要です。」との切実な声も見られる。

血液をもとに作られる血液製剤は、1日あたり約3000人が必要としているが、血小板製剤で採血後4日、赤血球製剤で同21日間と使用期限を迎えるとされる。期限を過ぎると廃棄せざるを得なくなるため、過不足のない安定した血液の確保が不可欠だ。


日本赤十字社は、新型コロナウイルスへの感染予防のため、献血ルームで体温を測ったり医師の問診で咳の症状があるときは献血を断ったりする対応をしている。さらに、混雑回避のため分散して訪れるよう求めていて、前日午後5時までの予約を呼びかけている。

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