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新型ウイルス治療薬・ワクチン開発、製薬大手が協力へ=米政府


[ワシントン 2日 ロイター] - トランプ米政権は2日、新型コロナウイルスの治療薬とワクチンの開発を巡り、製薬大手から企業間で協力するとの確約を取り付けたと表明した。

トランプ大統領はこの日、製薬会社の幹部らとホワイトハウスで会合を開き、ワクチンと治療薬の開発加速に向け協力するよう要請。幹部らは企業間で協力する意向を示したが、具体策は示さなかった。

ペンス副大統領は会合の終盤に「企業連合が既に形成されたというのがこの会合のニュースだ」と成果を誇った。

トランプ大統領は、ワクチンが期待通り早期に開発される見通しかどうかとの問いに対し、会合で指摘された期間には3─4カ月から1年の幅があったと回答。これに対し、米国立アレルギー感染症研究所(NIAID)のアンソニー・ファウチ所長は「大統領は、使用可能になるのはいつかと聞いている。それには少なくとも1年から1年半はかかるだろう」と述べた。

トランプ氏がこの見通しは正しいのかと問い直したのに対し、企業幹部らは、ワクチンではなく治療薬はそれよりも早く使用可能になるだろうと回答した。

会合に出席したのはギリアド・サイエンシズ<GILD.O>、リジェネロン・ファーマシューティカルズ<REGN.O>、モデルナ<MRNA.O>、グラクソ・スミスクライン<GSK.L>の各最高経営責任者(CEO)と、ファイザー<PFE.N>、ジョンソン&ジョンソン<JNJ.N>、サノフィ<SASY.PA>の研究開発担当幹部。参加企業はすべて、新型ウイルスのワクチンあるいは治療薬の開発に取り組んでいる。

製薬会社幹部や専門家などはこれまで、ワクチンの安全性と有効性を確保するための臨床試験の期間を考慮に入れると、市場に出回るまでには最低1年から1年半の期間が必要と指摘してきた。

一方、ファイザーのミカエル・ドルステン最高科学責任者はトランプ氏に対し、新型ウイルスに有効である可能性が高い化合物を同社は特定したと発言。

同社は会合後に出した文書で、自社で保有する特定の抗ウイルスの化合物がコロナウイルス治療薬候補に浮上したと説明。外部業者と評価を進めているという。候補として有効性が認められ、毒性研究でも問題がなければ、年内に臨床試験を開始する構えだと明らかにした。

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