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街から消えたものと増えたもの

ニュースも話題も世間ではコロナウィルス一色ですが、わたしにとって目下最大の悩みは腰痛から生じた坐骨神経痛であります。まぁ昼間は大したことないのです。せいぜい立ち上がる時に痛くなって数秒間歩くのがつらかったり、階段を上る時に負担を感じる程度です。問題は夜。寝ようと思って横になると急に足がズッシリと重く、とてつもなく痛くなってしまうのです。痛くない楽な姿勢をとろうとして布団を蹴っ飛ばすとその衝撃で特に痛い。当初は腰痛が足に出るパターンだったので腰に貼り薬を貼れば足の痛みも引いたのですが、最近は痛みの元がズレてきたのか腰に貼っても全く効かず、かといって足の痛い箇所に直接貼ってもダメ。痛さで全然眠れない夜を過ごすことが多くなってきました。

これでは体がもたないとすがることにしたのが飲み薬。飲んだくらいで本当に痛みが消えるのか、全身くまなく薬の効果を巡らせるために広く薄くの高が知れた効果しかないんじゃないか、などと思っておりましたが貼り薬が頼りにならない以上仕方ありません。と、腰痛・神経痛に効くという市販の薬、ラックルというのを使ってみたところ、予想以上にいい! のです。全く痛みがなくなるわけではなく、布団を蹴飛ばした時など膝の横の少しでっぱった骨の箇所に痛みを感じますが、そのあと来てずっしりかつ延々と続く痛みがなくなったのです。おかげで久しぶりにグッスリと眠ることが出来ました。ただ、朝を目を覚まして起き上がるとやはり服用以前同様に痛むので効き目は短時間のようです。それでも眠ることが出来る程度に痛みを取ってくれるのはありがたい。とりあえず眠れなさそうな手ごたえを感じた時は飲む、というやり方で、良くなるまで持たせようと思います。


 

薬ばかりに頼るのも不健康なので店の営業中の合間を縫って、ほんの15~20分ほど散歩に出ることにしました。今までは店を閉めてからの散歩のみだったのでかなり長時間座りっぱなしの状態が続き、それが悪くなった一因だと思われましたので途中に歩く時間を作ることにしたのです。久々に店の休日以外に銀行へ行く以外の道を通ったのですが、まぁ人がいません。平日はもちろん土日も驚くほど人がいません。一応繁華街の一角なんですけどねぇ。多分ウィルス報道で人込みがない場所でも外出したくなくなっているのでしょう。

そして今日、異変がありました。どの店からもトイレットペーパーやティッシュペーパーが売り切れ、無くなっているのです。少なくとも一昨日は普通に売っていました。どうやら「東京ではトイレットペーパーはティッシュペーパーが売り切れている」という報道がテレビで行われたことで釣られ、買い占めをしたくなったようなのです。例によって「おひとり様一個限り」の注意書きは行われたようなのですが、それでも売り切れてしまったとか。聞いた話ではトイレットペーパーやティッシュペーパーがなくなる、というのはSNSで広まったデマで、買い占め買いだめがなければ十分な量の提供は可能とのことです。そもそもウィルスとトイレットペーパー、なんの関係もないはずですが、報道の影響と集団心理って怖いものです。そういえば今日は「東京ではインスタント食品が売り切れている」という報道が新聞に載ってました。少なくとも今日現在、インスタント食品売り場は普通に在庫がありましたが、これも明日明後日くらいに品ぞろえが一転するんでしょうか。報道やSNSに踊らされず、必要な分だけ買いましょうよ。


こうして店から消えたもの、消えた人の代わりに増えたものがあります。それは道端に投げ捨てられたタバコの吸い殻! です。昼間歩くようになったので今まで見えなかった道がよく見えるようなったせいもあるでしょうが、先月の休日の時には全く目につかなかったタバコの吸い殻が道のあちこちに捨てられているのです。それでも好き勝手に捨て放題だったかつてに比べればまだ少ないですが、一時は絶滅状態かと思われた吸い殻のポイ捨てが、我が街においてはいつの間にか復活していたのでした。そりゃ喫煙室なんて密封された隔離場所。ウィルス感染を恐れるなら最悪の場所です。それを言い訳・大義名分にしてスモーカーは外吸いを再開しているのでしょうか。あるいは人と同時に監視員も街からいなくなったのをいいことに歩きタバコを行っているのかも知れません。ただ、だからと言ってポイ捨てはダメでしょう。

亡き父の話ではありますが「タバコなんてのはチョイ悪にあこがれるやつが恰好つけて吸い始めるものなんだよ」と言っておりました。そしてその「チョイ悪でカッコいい」には吸うだけでなく吸い殻を地面に落として踏みつける行為も含まれているんでしょうか、昔の映画にはよくある風景でしたから。「踏んで火を消しているからポイ捨てじゃない」「街に灰皿がないんだから踏み捨ては当たり前」。スモーカーはこうした言い訳をするでしょう。が、そうした行為が他人に迷惑を与え、タバコの肩身をより狭くする原因になっている、という自覚をなぜスモーカーは持たないのでしょうか。少なくとも「タバコをところかまわず捨てないのは最低限のマナー」という思いは未だ浸透していない、すぐに忘れられるのは確かなようです。

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