一昨日27日に、唐突に3月2日からの小中高校休校を打ち出した安倍首相に対して、野党は「混乱を招いている」と政権を批判し、与党内からも困惑や不満の声があがった、と報じられています。昨日、首相が側近だけでトップダウンで決めた、と書きましたが、一部訂正です。
安倍首相の側近の今井尚哉首相補佐官と首相が相談して決めたという記事が、朝刊に載っていました。萩生田文科相も当初から同意していたのかと思いましたが、萩生田氏は首相の真意をただしに急遽官邸を訪れ、休業補償はどうするのか等、慎重姿勢でしたが、「こちらが責任を持つ」という首相に押し切られたそうです。
危機管理をいつもしている菅官房長官にも事前に相談はなかったということで、ほんとうに首相の独断といえるとようです。この小中高校一斉休校というメッセージは、混乱を呼び、場当たり的と評されていますが、非常事態だというメッセージは、良くも悪くも浸透しているようです。
今日は、母のケアをしに東京に来ましたが、軽井沢駅も、新幹線もガラガラでした。昼過ぎに東京に着く新幹線でしたが、1両に10人位しか乗っていませんでした。ほとんどの人がマスクをしています。マスク不足は、どうなるのかと思っていたところ、原材料が同じというデマで、トイレットペーパーやティッシュが買い占められ、品切れになっている、とのこと。
実際に、東京のドラッグストア―では、品切れで何もありません。業界団体の担当者は、「マスクとは原材料が異なり海外生産の割合も低い。在庫が切れることもない。」と強調しています。こうした時だからこそ、正しい情報を共有して、冷静に対応したいものです。
