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コロナによる転機と好機到来

強運安倍内閣にコロナちゃんという大雨が降り注いでいる。日本はまだ最悪ではないのだが、かといって中国はともかく、韓国とイタリアがいるから助かっている程度にすぎない。シンガポール、香港、台湾は今のところ耐えしのいでいるのに、「日本は何故」と思う。

日本の対応が後手に回った、入国審査の対応が甘かったと、いろいろ原因が考えられる。北海道の罹患者が多いことからしても、海外からの観光客の影響が大きいのだろう。オリンピック開催を間近に控えていることが、日本政府の甘さと後手をもたらしたのかもしれない。もっとも、これらの要因を声高に叫んだところで、今更取り返しがつかない。

京都からアジア系の観光客が消えたと感じる。新幹線もそうである。中国の移動制限が最初に影響し、次にアジア各国が日本への旅行に注意を促した。今や、日本人の入国を制限する国が次々と登場している。

コロナちゃん問題がいつ収束するのか。発症しない例が多いことからして、今後、これまでのコロナウイルスによって引き起こされてきた普通の風邪と同様、いつしか世界中に拡散し、毎年見られるようになるのかもしれない。

とすれば、今回のコロナちゃん問題の収束は、それに対する薬品が見つかるまで続く可能性がある。特効性のある薬品が簡単に見つからなければ、世界経済に大きな影響を引き続き与える。

経済への影響としてまず考えられるのが、中国をコアとするサプライチェーンの混乱、人の移動制限による企業経営の混乱、観光を典型とする消費マインドの抑制であろう。

当然、企業業績が落ち込み、株価は低迷する。これにより、設備投資や消費も落ち込む。一種の負のスパイラルが生じるかもしれない。

とはいえ、悪い面だけではないだろう。サプライチェーンが中国に集中していたことへの反省により、アジア各国が中国の代わりを担うようになるかもしれない。アジア各国はこのチャンスを、手ぐすねを引いて待っていたようにも思う。

もう1つは日本のチャンスである。コロナちゃんを機会に在宅勤務が始まった。でも、まだ幼稚な段階である。今回を教訓として、本格的な在宅勤務を導入する企業も登場するだろう。そうすれば、日本全体の働き方改革が進む。

医療もまた、ネットを使うべき時代である。現在、オンライン診療は対面診療の補助として位置づけられ、規制されている。このため、コロナちゃんでは困ったことが起きる。症状が重くなければ自宅療養とされるのだが、それで本当に大丈夫なのかと心配である。現状、仕方ない面があることは認める。とはいえ、オンラインで医師と相談でき、さらに診療と検査を受けられる体制を整備することが、今後の政府の課題ではないだろうか。老人の医療措置にも大きな効果をもたらすだろうし。

ついでに書けば、中国をコアとするサプライチェーン同様、経済活動の一極集中の危うさがイメージできたのではないか。日本の場合、東京に集中することの危うさである。企業だけでなく、政府も積極的に、経済活動の地方分散を図らなければならない。

最後に株価について。慈雨ではないかと思っている。どこかが報じていたように、バフェット氏は喜んでいるだろう。コロナちゃんによって世界経済が変革するのならなおさら投資のチャンスがやってくる。もっとも、どんな企業でも買いかと言えば、「ノー」である。経済や社会が変革するのであれば、勝者も敗者も生じる。これが世の常である。

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