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韓国、車に乗ったまま10分で検査が終わる「ドライブスルー検査」を実施-新型コロナウイルスの新しい検査方法- - 金 明中

新型コロナウイルスの感染が拡大している中で、日本では発熱などの症状があり、検査を希望しても受けられない「検査難民」の存在が深刻な課題となっている。加藤勝信厚生労働相は、2月26日に開かれた衆院予算委員会で、2月18日から24日の7日間の検査実績は、合計で6300件に止まっていることを明らかにした。

この数値を1日で換算すると1日平均約900件で、政府がこれまで説明してきた1日最大検査能力約3800件を大きく下回る。政府は、現在、全額公費で負担している新型コロナの感染有無を調べる検査に保険を適用することで、民間の医療機関などでの受診を増やす方針である。

韓国では、2月27日9時時点で累積検査件数が56,395件で、平均で1日あたり(2月26日9時~2月27日9時)11,414件の検査(感染者数は2月27日時点で1,766人)が行われている。その中で、新たに「ドライブスルー」方式の検査が導入実施され、注目を集めている。大邱市や世宗市など一部の地方自治体では、26日から、自動車に乗ったまま検査が受けられる「ドライブスルー」方式の検査を実施している。

そもそも、ドライブスルー(Drive Through)」とは、自動車に乗ったまま商品やサービスが提供される機能およびその設備のことで、日本でもマクドナルドやスターバックスなどのファストフード店で利用することができる。車から降りず、早く食べ物などが注文できるので、ドライブスルーの利用客は毎年増加している傾向にある。

韓国では、この仕組みを、新型コロナウイルスの感染検査に利用した。検査を受けたい人が「ドライブスルー」が屋外に設置されている選別診療所に来ると、車に乗ったままコーヒーやハンバーガーを注文するように、検査が受けられるようにした。受付から問診表の作成、医療スタッフとの面談、体温の測定、鼻と口からの検体採取までの全プロセスにかかる時間は10分程度で、すべての検査は車に乗った状態で行われる。

ドライブスルー検査のメリットとしては、1)室内に入らないため、患者の出入りにともなう消毒を行う必要がないこと、2)消毒などの時間が室内に比べて少なくてすむため検査の時間を短縮できること、3)待機中の交差感染懸念を和らげられること、4)屋外なので早く設置できることなどが挙げられる。





ドライブスルー検査は、2月24日に行われた与党「共に民主党」主催の「新型コロナウイルス対策特別委員会専門家懇談会」で初めて提案され、わずか二日という早いスピードで実施まで至った。新型コロナウイルス問題に対する、韓国の切迫感が感じられる。

「検査難民」の存在が深刻な課題となっている日本でも、民間の医療機関などでの受診を増やすと共に、ドライブスルー検査の導入を検討してみてはどうだろうか。一刻も早く、事態が収束することを願うところである。

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