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減少する女子のセーラー服、理由には時代背景も

保護者の方々は、ご自身の中学校時代の制服スタイルを覚えていますでしょうか? 校則が厳しい学校や、部活による制限がある場合など、それぞれの環境の中でも楽しく着こなしていたというかたも多いかもしれません。
そこで、今回はトンボ学生服と制服生地製造メーカー日本毛織が実施した調査結果から、昨今の中学生の制服の変化を見ていきたいと思います。

セーラースタイルが大幅に減少した中学生女子の制服

制服を新しいデザインにすることをモデルチェンジといいます。モデルチェンジを行う周期は学校によりさまざまですが、統廃合や周年といったイベントごとや、生徒や保護者から寄せられた機能向上の要望などによって行われることが多いようです。

その中から、まず、中学生の女子の制服の傾向をご紹介します。
2019年に制服のモデルチェンジを行った中学校の数は全国で64校でした。
その中で、トンボ学生服がモデルチェンジを手掛けたブレザー・スーツ・セーラーといったスタイルの傾向では、ブレザーが86%と圧倒的なシェアを占める結果になりました。前年よりおよそ10%増加しています。

一方、セーラースタイルは6%。近年、セーラースタイルよりブレザースタイルに人気が集まる傾向となっていますが、理由としては、が男女の制服で共通のデザインにしやすいブレザースタイルのほうが一体感が出やすいこと、「男子は詰め襟、女子はセーラー服」といった男性らしさや女性らしさを強調するスタイルに変化があらわれてきていることが考えられます。

ジャケットのデザインの傾向では、2つボタンシングルが約60%。4~5年前に比べると、2つボタンが主流となっています。また、色は紺色が約90%とほとんどの割合を占めていますが、最近ではグレーも増加傾向にあります。

スカートのデザインは、折り目が一方向に向かっている車ヒダが70.9%、中央から両方向に折り目が向かっているボックスは9.1%となりました。20%を占めているその他は、キュロットやスラックスが含まれています。

スラックスの採用は、前年は5校でしたが、2019年は26校に増加。スカートに加えてスラックスをアイテムに加え、生徒が選べるようにしている学校が増えてきています。


男子のスラックスの色は目立つ色が減り、落ち着いた色味が人気に

次に、中学生男子の傾向です。
スタイルの傾向は、ブレザーが87%。およそ10%増の結果に。ジャケットとスラックスの色が同じスーツスタイルは、逆に10%減少し、9%になりました。

ジャケットの色は、濃紺と紺が合わせて84%になったのに対し、ボトムの色はグレーベースが70%、紺ベースは26%に留まり、ボトムのベース色の採用傾向はグレーが人気のようです。上下紺、グレーと落ち着いた色の採用が中心となっており、赤やグリーンのような目立つ色は昔と比べて減っています。

ジャケット・デザインの傾向は、女子と同様2つボタンシングルが78.4%を占めトップに。中学生の男子の制服は長年にわたり2つボタンが主流となっており、3つボタンシングルの割合は減少しました。一方、詰襟スタイルは約10%でしたが、割合的には前年より増加する結果となりました。

スラックスのデザインは、1タックが80%以上と多数。スリムに見えるノータックに比べ、動きやすい1タックを採用する学校が多いようです。

今と昔ではずいぶん変わった制服事情。保護者のかたの当時の制服のことをお子さまと話してみると、新しい発見があるかもしれません。

出典:トンボ調べ

取材協力:(株)トンボ
https://www.tombow.gr.jp/

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