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コーヒー100円の「低価格路線」で大復活したマクドナルドの行く末

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マクドナルドが絶好調だ。2019年12月期の全店売上高は創業以来最高で、1店舗当たりの平均月商は約1500万円を記録した。店舗経営コンサルタントの佐藤昌司氏は「低価格メニューの打ち出しが功を奏した。やはりマクドナルドの強さは『価格の安さ』にある」と分析する――。

日本マクドナルドの「プレミアムローストコーヒー」リニューアル発表会に出席した俳優の藤岡弘、さん(左)とタレントの若槻千夏さん(東京都)=2019年10月9日

既存店売上高は50カ月連続でプラス達成

マクドナルドが復活した。2014年7月の鶏肉偽装問題でどん底に沈んだが、店舗の改装や「マクドナルド総選挙」などのキャンペーンが奏功。19年12月期、直営店とフランチャイズ(FC)店の売上高を合計した「全店売上高」は創業以来最高を記録した。

日本マクドナルドホールディングス(HD)が2月13日発表した19年12月期連結決算は、売上高が前期比3.5%増の2817億円、営業利益が11.9%増の280億円、純利益が23.0%減の168億円だった。

19年12月期の全店売上高は、前期比4.7%増の5490億円だった。既存店売上高が4.5%増と好調だったことが寄与した。既存店売上高は好調が続いており、15年12月から20年1月まで50カ月連続でプラスを達成している。19年の1店舗当たりの平均月商は約1500万円で上場来最高だったという。

増税後に真価を発揮した「お得感」

この好調を牽引したのは「お得感」だ。消費税増税後、その真価を発揮した。

昨年10月の増税の際、マクドナルドでは店内飲食(税率10%)と持ち帰り(同8%)で価格を統一し、商品の3割は税込み価格を10円引き上げた一方、7割は税込み価格を据え置いた。税込み価格を据え置いた商品を店内で飲食する場合は実質値下げとなるので、これがお得感につながった。

また、10月から期間限定で100円~200円(以下すべて税込み)の低価格メニュー「ちょいマック」(旧おてごろマック)に「スパイシーチキンバーガー(スパチキ)」(200円)を追加したほか、「プレミアムローストコーヒー(ホット)」(Sサイズ100円、Mサイズ150円)を2年9カ月ぶりに全面リニューアルし、無料配布するキャンペーンも行った。こうした施策も、「マクドナルドはお得」というイメージを与えた。

増税後に苦戦を強いられた外食チェーンもあったが、マクドナルドの業績は好調を保った。10月の既存店客数は前年同月比2.4%減ったものの、11月は4.3%増、12月が3.0%増、今年1月が1.5%増とプラスが続いている。

スパチキ追加やコーヒー刷新の成功を受けてか、1月からは「おてごろマック」の名称を「ちょいマック」に改めてスパチキの販売期間を延長したほか、「プレミアムローストコーヒー(ホット)」Mサイズを期間限定で50円引きの100円で販売するキャンペーンを行っている。

マクドナルドプレスリリースより

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