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森まさこ法相に厳しい追及…認識の甘さ目立ち資質問う声

(写真:アフロ)

森まさこ法務大臣(55)が2月26日、衆議院予算委員会で立憲民主党・枝野幸男代表(55)から厳しい追及を受けた。東北大学法学部で同級生だった2人。しかし、森大臣の答弁の荒さが目立つ形となった。

現在、国会では黒川弘務東京高検検事長の定年延長が議題に上がっている。検察官の定年延長は異例のこと。黒川検事長が官邸に近い人物とされているため、波紋を呼んでいる。

森大臣は今月20日の国会で、検事長の定年延長が妥当だとする文書について「必要な決裁は取っている」と答弁した。しかし翌日、法務省の担当者が「正式な決裁は取っていない」と否定。すると25日、森大臣は「口頭の決裁を経た」と記者会見で説明した。そのため当時、ネットでは森大臣の答弁を疑問視する声がこう上がっていた。

《口頭の決裁なんて、どうやって決裁の証拠残すの? 決裁者すらわからないし》
《その決裁が誤りであった場合、どういう検証をして誰が責任をとるの?》

そして26日、枝野代表は森大臣を含めた内閣側のこれまでの不可解な答弁をパネルで紹介。その上で「大事なことを文書で決裁する。その理由はなんですか?」と問うた。すると森大臣は、こう述べた。

「ぜひシナリオではなく、ファクトの積み上げでご議論させていただきたい」

答弁の並べられたパネルの前で“事実の積み上げ”を求めるとは――。国会が騒然とするなか、森大臣は枝野代表の質問内容からずれた答弁を続行。そのため枝野代表は「ファクトだけを集めてきた。与党も了解したものだ」と指摘した上で、「何のお答えもしていただけておりません」と森大臣の答弁を一蹴した。

続けて枝野代表から「従来の解釈を変えるためには、論理的な説明がなければならない」などの言及があった森大臣。「一般法たる国家公務員法によっている。勤務延長制度は検察官にも等しく及ぶ」と返答したが、枝野代表は「『検察庁法の勤務延長規定は適用しない』という政府の解釈がすでにあった」と指摘。そのため解釈を変更するには合理的な理由がなければならないと述べ「事務次官まであげて議論したという紙にも一言も書いていない」「つまり、過去の解釈をすっかり見落としている」とし、「手続き的な瑕疵で違法だ。彼は今、検事長ではない」と追及した。

また森大臣は、黒川検事長と官邸の“近さ”を指摘された上で「検察まで権力に忖度するのならば、優秀な人間が検察官にならなくなる。司法制度の崩壊だ」「こんなことをあなたはしているんだという自覚を持っていただきたい」と枝野代表から強く非難された。

枝野代表に厳しく追及され、認識の甘さを指摘され続けた森大臣。Twitterではその適性を問う、こんな声が上がっている。

《森法務相の枝野さんに対してストーリーではなくファクトで質問下さいとの冒頭の意見には驚いた》
《「文書により決裁を取ることの重要性とは何か?」を尋ねたが、論点をすり替えて答えなかった。答えなかったというより、答えられなかったのではないか。だって、文書はいらない、口頭で決裁してもよいと法務大臣として答弁しているんだからね》
《なぜそこまでして、定年延長をしたいのか?》

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