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あそびをつくりだすあそび


子どもに「おもちゃ欲しい」と言われて、「ダメ!誕生日に買ったでしょ!」なんて返事していませんか?でもちょっと待ってください。

子どもは「欲しい」と言ったのです。「買って」とは言っていません。大人はつい「おもちゃはお店で買うもの」と決めつけがち。しかし、おもちゃは自分で作ってもいいはずです。

子どもに「おもちゃ欲しい」と言われたら、「いいよ!ダンボールとペットボトル持ってきな!」と返事してあげたらどうでしょう。

「おもちゃ買って!」と言われたときでも「買うことはできないけど、作ることならできるよ」と返事してあげるのはどうでしょう。

そして、親子で手作りおもちゃを作ればいいのです。

みなさん忙しいでしょうから、たいしたおもちゃを作る必要はありません。

例えば、新聞紙を丸めてチャンバラごっこをすれば、新聞紙がおもちゃになります。ロープを輪にして、電車ごっこを始めれば、ロープがおもちゃになります。

もし、子どもが特定のおもちゃを欲しがっているなら、それに似せた“なんちゃって”おもちゃを作れば、ゲラゲラ笑ってくれます。

そのような経験から、子どもは「おもちゃが欲しけりゃ作ればいい!」とか「どんなものでも遊びに使える!」などということを学びます。

「おもちゃ欲しい」と言われたとき、「ダメ!」と言ってしまったらそれまでですが、「よし、作ろう!」と返事すれば、子どもの創造力を伸ばすことになるのです。

むしろ子どもは何でもおもちゃにしてしまいます。「ああ、ダメ、それはおもちゃじゃないの!」というセリフ、子どもが生まれてから何度言ったことでしょうね(笑)

「困ったもんだ……」と嘆くなかれ。それこそ子どもの才能です。子どもはどんなものでも遊びに使ってしまう天才です。

ではみなさんも子どもになりきって、おもちゃでないものをおもちゃとして使う方法を考えて見ましょう。

まず、何の変哲もない一本のロープがあるとします。そのロープを使って、何通りの遊びが考えられるでしょうか。子どもなら無数に思いつくと思います。

●電車遊び
●綱引き
●おすもう
●なわ跳び
●ロープほどき
●なわ抜け(プリンセス天功みたいな・笑)
などなど。

次に、普通の新聞紙があるとします。どうやって遊びますか?

●棒状に丸めてチャンバラ
●ボール状に丸めて洗濯カゴにシュート
●バットとボールをつくって野球
●ビリビリ破る
●かぶとを折る
●大きな紙ヒコーキ
●文字探し(このページの中から「わ」をさがしてごらん!とか)
などなど。

新聞紙の代わりに、頂き物の包装紙は大きな折り紙として使えます。普通の折り紙よりも模様がきれいだったりもします。ホームセンターの端材売り場で、木片を仕入れたとしましょう。それをそのまま積み木として使用することができます。ドミノ倒しとしても使えます。ボンドでくっつけてロボットを作ることもできます。

なんでもないロープや新聞紙や包装紙が、楽しいおもちゃになっちゃいます。たとえばお菓子の空き箱があるとして、「これを使ってどんな遊びができるかな?」と考えること自体が遊びになります。それこそ創造力や発想力のなせる技です。目の前にあるものだけを使って世界を広げていく行為です。

おもちゃができると遊びが生まれます。遊びが生まれると、会話や笑顔が生まれます。会話や笑顔が生まれると、人生が豊かになります。音や光の出るおもちゃで遊ぶのもいいですけれど、おもちゃでないものをおもちゃにする経験は、子どもの人生を豊かにします。

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