- 2020年02月27日 09:24
新型コロナ「最悪の状況」を想像してみた
人生をどう乗り切るかは人それぞれだろう。人生には嫌なことや問題がついて回る。もちろんいいことや楽しいこともついて回るので、総合的には幸せを感じられる(心がけひとつって奴よ)。苦労して節約して、年何度か海潜れれば幸せじゃん(当社比)。
嫌なことが壁として現れた場合、「最悪はどうなるか」を考えるのが、私の対処法だ。「最悪でもこれか」と思えば、心が軽くなり楽に生きられるから。
前も書いたが、新型コロナでは、マスメディアはどうしても「感染者数が」「韓国でエピデミック」「死者1名」とか不安を煽る方向で報道するからそれに引っ張られて不安になる人も多いだろう。
そこでひとつ、日本にとっての最悪状況を考えてみた。多分こんな感じ。
5年後のニュースにて――
「季節はもう冬。風邪とインフルエンザとコロナに注意しましょう」
――多分、こんなんが着地点。要するに、日常の病気として定着している程度。毎年何千人かが罹患して、年寄りとか抵抗力の低い人中心に0.5%程度が亡くなるとか、そんな。
これまでにわかってきた事実から見る限り、今回のコロナは危険ではあるが超危険なわけではない。現状致死率2〜3%だが、おそらく実際の致死率は1%かそれを切る程度(確定者以外の感染者数から考えるに)。感染力は比較的強そうだが、先進国では年配者を除けば重症化する例は少ない。
実際、日本の感染者は170人で、死亡はひとり(つまり致死率0.5%):2/26夕方時点でのジョンズホプキンス大学統計データ
数年後には治療手法も確立されているはずなので、なおのこと憂慮には及ばない。
「最悪の状況でもこの程度」と考えれば、今パニックに陥るこたないよね。普通に風邪対策を多少厳重にする心づもりで過ごせばいい。
ウイルス検査にしても、症状がないのに受ける必要はない。だって受けたって多分陰性だし、そもそも「陰性」と診断されたって安心ってわけじゃない。なんたって「その後に感染する」可能性が十分あるしさ。
なので無症状での検査は無駄(濃厚接触者なら別よ)。医療リソースは限られてるんだから、必要性の高い人だけ受診すればいいのさ。政府の指針どおり、「インフルエンザでもないのに4日発熱が収まらなかったら検査」程度でいい。
そもそも現状、効果的な治療手段はないし、同じコロナウイルス疾患である風邪同様、治癒率も高い。軽症なら自宅隔離で投薬治療>重症化したら入院治療が、現実的だろう。軽症者まで陰圧室に隔離入院とか始めたら、あっという間に医療崩壊して、かえって重症者の死亡例が増える。
ジョンズホプキンス大学の統計データで見てわかるとおり、感染者数増加速度は低くなっており、回復者がどんどん増えている。
だからこの「最悪の想定」よりはずっと控えめな決着に落ち着く可能性のが高いしさ。
- tokyo editor
- 出版社の編集者。出版業界の実態について執筆している。