記事

神戸の教員間暴力 125件認定

神戸市立東須磨小学校の30~40代の教諭4人が、職場の後輩に暴力や暴言を繰り返したいた問題で、市教育委員会の外部調査委員会は、先日、調査報告書を教育長に提出しました。調査委員会は、管理職からの行為も含む125項目の暴力やハラスメントを認定し、こうした状況を容認、助長する職場の空気を管理職が主として作り上げていたと指摘し、市教育委員会に再発防止を求めました。

調査報告書によると、教諭への主な行為は、
〇教諭A(30代男性):頭を後ろからテニスラケットのフレームでたたく 
〇教諭B(30代男性):複数回、児童らの前で拳で肩を殴る 
〇教諭C(30代男性):足を踏む、イスを蹴る、頭をはたく
〇教諭D(40代女性):児童の前で「キモいねん」と言い、尻を蹴り腹を殴る 
〇前校長:懇親会の欠席連絡に対し「俺を敵に回していいんか。泥を塗るのか」と言い、出席を強要、
というものです。
まるで、子どものいじめと同じで、前校長までパワハラをしていたとは、驚きで言葉もありません。

この問題は、昨年9月に、採用3年目の男性教諭(25)が心身の不調を訴え、欠勤したことで発覚したものです。市教育委員会は、加害側の4人を学校業務から外し、弁護士3人でつくる外部調査委員会に事実関係や背景の調査をゆだねていました。

上記の主な行為の他、「くず」「死ね」などの日常的な暴言、体当たりやひざ蹴りなどの日常的な暴力、激辛カレーを顔に塗り付け無理やり食べさせる、プールに放り投げる、自家用車を汚すなどの行為があったと認定しています。市教育委員会は、報告書を踏まえて、近く加害教諭や前校長などの懲戒処分を正式に決める方針です。

兵庫県警も男性教諭からの被害届を受け、暴行容疑などで捜査を続けている、ということです。教育現場で起きた暴力、暴言で、児童の前で行われていたものもあり、子どもたちへの影響も心配です。このようなひどい行為が、なぜ止められなかったのか、問題点、背景をしっかり見極め、再発防止をしてもらわなければと思います。

前校長の威圧的な姿勢がこのような言動を許す空気を作り、加害教諭を指導した現校長も配慮不足で被害教諭への報復的行為を招いた、と指摘されています。子どものいじめについては、学校現場の認識を改めて確認し、職員室をPTAや地域に開くよう提案されています。

閉ざされた学校という教育現場で、言語道断の暴力などが横行していたことは、大きな問題です。この場合も、地域に開かれた学校にして透明度を高めていくことも、大事なことだと思います。

あわせて読みたい

「いじめ」の記事一覧へ

トピックス

ランキング

  1. 1

    BCG接種 コロナ予防の仮説に注目

    大隅典子

  2. 2

    パチンコはいいの? 関口宏が質問

    水島宏明

  3. 3

    ロックダウンした英国からの助言

    木村正人

  4. 4

    コロナは長期戦 山中教授に共感

    水島宏明

  5. 5

    中高年こそ…叩かれる若者の感覚

    六辻彰二/MUTSUJI Shoji

  6. 6

    景気後退時は分散投資を意識せよ

    cpainvestor

  7. 7

    近所に感染者? 犯人探しはやめよ

    やまもといちろう

  8. 8

    昭恵氏だって…外出する人の心情

    田中龍作

  9. 9

    貯金や退職金ない非正規の定年

    田中龍作

  10. 10

    山田くん 笑点を1か月休んだ過去

    女性自身

ランキング一覧

ログイン

ログインするアカウントをお選びください。
以下のいずれかのアカウントでBLOGOSにログインすることができます。

コメントを書き込むには FacebookID、TwitterID のいずれかで認証を行う必要があります。

※livedoorIDでログインした場合、ご利用できるのはフォロー機能、マイページ機能、支持するボタンのみとなります。