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【アマゾン】、食品スーパーはデマティック製MFCにAI!MFC導入スーパーが急増?



■ロサンゼルス郊外ウッドランド・ヒルズ地区にアマゾンのスーパーマーケットがまもなくオープンする。ニュースサイトのブルームバーグは先日、同スーパーマーケットの店内画像を公開した。

一方、別のニュースサイトは19日、このスーパーに小型ロボット物流のマイクロ・フルフィルメントセンター(Micro-Fulfillment Center:MFC)が導入されると報じた。ロサンゼルス市当局に提出されたアルコール販売申請でフロアプランより明らかになった。

 カーブサイド・ピックアップや宅配に対応するMFCはスーパーマーケット店内もしくは店に併設する形で設置され、一般的な広さは1万平方フィート(約300坪)となる。

MFCは1.5万〜1.8万アイテムを扱い、60アイテムの注文ではピッキングから袋詰めまで5分程度となる。着工から4ヶ月程度で稼働でき、工事費は300万ドル前後。

南フロリダで34店舗を展開するセダノス・スーパーマーケット(Sedano's Supermarket)は昨年2月、ベンチャー企業のテイクオフ(Takeoff Technologies)のMFCを導入し稼働させている事例がある。

テイクオフはアルバートソンズやセダノス、アホールド・デレーズ、ショップライトを展開するウェイクファーンとも提携しており、多くのスーパーで店内MFCの稼働が期待されているのだ。

ウォルマートもロボット物流企業のアラート・イノベーション(Alert Innovation)と提携し、ニューハンプシャー州セイラム地区のスーパーセンターを2万平方フィート(約560坪)増床しMFCをテスト稼働中だ。

ウォルマートはオクラホマ州マスタングとカリフォルニア州バーバンクにあるスーパーセンターで2万平方フィートより小型となるMFCを来年にも導入する計画を発表している。

本社をイスラエルのテルアビブからニューヨークに移したMFC開発のファブリック(Fabric:以前の会社名はCommonsense Robotics)は提携先スーパーを明かしていないが、今年中に最大6ヶ所のMFCをローンチする。

ファブリックが全米小売業協会(NRF)主催の「NRFリテール・ビッグ・ショー(NRF Retail's Big Show)」で明らかにしたところによると、その中にはニューヨーク市ブルックリンとクィーンズの2ヶ所も含まれる。

 シティバンクやオフィスデポ、AT&Tストアが入居するショッピングセンター「トパンガ・ビレッジ・プラザ(Topanga Village Plaza)」にあるアマゾンのスーパー(6245 Topanga Canyon Blvd Woodland Hills, CA 91367)に導入されるMFCは7,200平方フィート(200坪)。

周辺温度と同じMFCは、店舗面積となる33,574平方フィート(約940坪)の20%程度の広さ。ュースサイトが報じたところによるとMFC開発のデマティク(Dematic)と提携したロボット物流となるのだ。

青果や精肉などの生鮮品や乳製品、デリなどのプリペアドフードはスタッフにより売り場でのマニュアル・ピッキングになるという。比較的に一般的ではない商品もマニュアル・ピッキングとなり、限定的なMFC展開となりそうだ。

ただ人工知能(AI)による予測分析から品揃えは最適化もしていく。

 アマゾンでは同食品スーパーでレジなしコンビニエンスストアの「アマゾン・ゴー(Amazon Go)」の「ジャスト・ウォークアウト(Just Walk Out)」システムを導入しないと言及している。

また一般的な食品スーパーと同様、フルサービスやセルフサービスのレジが設置されるようだ。商品価格はデジタル表示となる電子棚札を使用する。

 アマゾンの食品スーパーではお客はMFCを確認できない。AIの活用も具体的に明らかにされていないため競合店からみて同食品スーパーは羊の皮をかぶった狼のようになるようだ。

2020年2月14日 - 【アマゾン】、これがスーパー内だ!音楽の聞き方が変わったように売り場に縛られない?

⇒こんにちは!アメリカン流通コンサルタントの後藤文俊です。後藤は以前「アマゾンの食品スーパーはリアル店のお客とネットスーパー用の『ハイブリッド型』となると予想しています。そうであるならアマゾンはロボット物流を店舗内に導入するのではと推測しています。

アマゾンのような大手IT企業が、売り場でいちいち生鮮品等をピッキングするアナログ・ピッキングをするとは思えません。小型の物流施設となるマイクロ・フルフィルメントセンター(Micro-Fulfillment Center:MFC)となるのでしょう」と指摘しました。

MFCを使ったハイブリッド型店舗は後藤の予想通り。ただ生鮮品などはマニュアル・ピッキングを採用するようです。ネットスーパーは急拡大しているものの青果や精肉については注文頻度が高くないからという理由でしょうね。したがって通常のMFCより小型の200坪で周辺温度(ambient temperature)と同じMFCになっているのでしょう。いずれMFCスペースと売り場の割合が2:8から3:7に変更できるように想定しているはず。

 ホールフーズ買収でインスタカートと提携するスーパーが急増したように、アマゾンの食品スーパー展開ではMFC開発のテイクオフやアラート・テクノロジー、ファブリック、デマティク等と提携する競合スーパーが増えそうです。

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