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EU首脳、21─27年予算で合意できず 次回会議の日程調整へ


[ブリュッセル 21日 ロイター] - 欧州連合(EU)は21日、2021─27年のEU予算を巡り合意が得られないまま前日から2日間の日程で開いていた首脳会議を終了した。

首脳会議の議長を務めたミシェルEU大統領は終了後の記者会見で「残念ながら合意に至ることはできなかった。より多くの時間が必要になる」と述べた。

EU加盟27カ国の7年間の予算をまとめるのは通常でも困難だが、今回は英国の離脱で予算規模が750億ユーロ(810億ドル)減少すると見込まれる中、気候変動や移民などの問題への対応も迫られており、交渉は難航している。

首脳会議に先立ちミシェルEU大統領は、21─27年の予算を域内国民総所得(GNI)の1.074%に当たる約1兆0900億ユーロとすることを14日に提案。これが首脳会議での討議のたたき台となった。

ただデンマーク、オーストリア、スウェーデン、オランダの4カ国は同比率が1%を超えないよう主張。一方、EU予算で恩恵を受けている国は1.074%以上に引き上げるよう要請。会議は当初から紛糾した。

ミシェル大統領は同比率を1.069%にとどめる新たな案を提案したが、これに基づくと7年間の予算は約100億ユーロ縮小するため、どちら側の支持も得られなかった。

ドイツのメルケル首相は記者団に対し「合意に達するには見解の相違が大き過ぎたと認識せざるを得ない。このため協議は決裂した。今後も取り組み続ける必要がある」と述べた。

フランスのマクロン大統領は、メルケル首相と緊密に連携してきたが一部加盟国がブロックを形成したことでこうした取り組みが阻害されたと指摘。「ブロックを形成して何かを阻害しようとするのは好ましい手法ではない」と述べた。

今回の首脳会議で合意が得られなかったことを受け、ミシェル大統領は加盟各国と協議して次回会議の日程を詰める。年末までに合意が得られなければ、21年以降のEUのプロジェクトの大部分が凍結される。

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