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クルーズ船感染なぜ拡大 自粛はどこまで

クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」で起きた新型コロナウイルスによる肺炎(COVID19)の集団感染で、厚生労働省などは、昨日20日、乗客の80代の日本人男女2人が死亡したと発表しました。

そのうち女性は、基礎疾患がなく、発熱から7日間も船内の医師の判断でウイルス検査や救急搬送は行われなかったということで、手遅れになった可能性が指摘されています。

クルーズ船では、乗客乗員約3700人のうち述べ3063人が検査を受け、感染者は634人になった、とのこと。中国以外の国での感染者の半数以上を日本が占め、日本人の入国を厳格にする国も出てきたそうです。中国に次ぐ汚染国とみられているようです。

検査結果が陰性で症状のない乗客の下船は今日で終わり、それぞれ帰途につきました。クルーズ船に隔離したやり方について、各国から批判されています。新型コロナウイルスのインキュベーター(培養器)になった、としている海外の報道もあります。

初めてのウイルスへの対応が後手後手に回ったようで、入港してから感染者が確認されるまでは自室待機ではなく外に出られたこと、清潔な場所と感染のある場所の区分けが不十分だったこと(橋本厚労副大臣が、船内で、清潔ルートと非清潔ルートの入り口は分かれているものの室内はロープで区切られている1つの部屋だった画像をアップし、その後削除したことでもわかる)、調査に入った専門家が感染防止ができていないと指摘した画像も削除され、情報を隠蔽しているようにも思います。

そして、自国の航空機で船内の乗客を帰国させた各国が、帰国後14日間隔離しているのに、日本では感染は最初に起きた5日以降起きていないことを前提に症状のない人は公共交通機関で帰宅してよい、というのは、中途半端な対応だと思います。2週間は、不要不急のこと以外は家にいて健康観察をしてほしいと要請しているそうですが。

そして、昨日、厚生労働省は、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、イベント主催者に開催の必要性を改めて検討するよう要請する文書を公表しました。「現時点で一律の自粛要請は行わず、最終的には主催者の判断」としています。この時点で一律の自粛要請を行わなかったことは、評価したいと思います。マラソンの大会、就活生への説明会、パラリンピックのテスト大会を兼ねたボッチャの大会、自民党大会などが中止になっています。

また、厚生労働省が示した感染しやすい場所に「学校」が入っていたことなどから子どもたちを学校に行かせないという動きが報じられていました。それを受けて「学校」を削除した、というのも、すっきりしないものを感じます。いったい、いつまで休ませるというのでしょうか。

感染予防は大切ですが、どこまで、いつまでどうするか、それぞれが適格な判断をすることが求められると思います。

軽井沢では、自粛の動きは、今のところありません。私たちも、明日の「こどものいばしょ~あたしキッチン」は、手洗い、消毒、マスクなどを念入りにして開催する予定です。

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