記事

ホンダが新型「アコード」21日に国内発売、海外同様に若年層狙う


[東京 20日 ロイター] - ホンダ<7267.T>は21日、世界戦略車の1つ、セダン「アコード」の新型車を日本で発売する。北米や中国ではすでに販売しており、2年以上遅れての投入だが、両地域では購買層が若返っており、日本でも既存客の乗り換えに加え、新たな顧客として若い層の取り込みを狙う。

10代目となる新型アコードは、北米で2017年10月、中国では18年3月に発売済み。19年の販売実績は、北米で前年比約12%減の約25万9000台、中国では25%増の約21万8000台。タイなどでも投入しており、昨年は全世界で年間約50万台を販売した。

宮原哲也・開発責任者は20日の発表会で、日本での投入が遅いことについて、各地域における「他の車のモデルサイクルとのバランスがあり、このタイミングになった」と説明した。

同社によると、北米や中国での購買層は従来の40代から30代に若返っている。日本でもドイツ勢を中心にセダンは一定程度の需要があり、宮原氏は「確実に日本の若い人にもセダン好きはいる。選択肢の1つにしてほしい」と期待を込めた。

スポーツ多目的車(SUV)人気が続く中、セダン市場は縮小傾向だが、寺谷公良・日本本部長は「アコードはホンダブランドを象徴するコアモデル。セダンのラインアップの柱として投入する意義は大きい」と強調。日本のセダン市場動向に関しては「現在は底を打っている状況で、現状(の規模)が持続するのでは」との見方を示した。

日本投入の新型アコードは生産拠点を日本からタイに切り替えた。寺谷氏はタイの生産品質は年々向上しており、日本生産とそん色ないことから「タイで集中生産したほうが効率は明らかに高い」と話した。

アコードは1976年の初代発売以来、世界120超の国・地域で累計約2000万台を販売。国内販売も累計約230万台と小型車「フィット」に次ぐ規模だが、昨年は1000台程度と「寂しい数字」(寺谷氏)だった。

新型ではプラットフォーム(車台)構造を見直し、走行安定性や乗り心地を改善。日本投入車はHVのみで最上級モデル1本に絞り、価格は465万円。販売計画は月300台。独自のハイブリッド車(HV)システム、安全運転支援システムも搭載した。同社は中古車で始めているサブスクリプション販売を、今後は新車やアコードでも「考えていきたい」(同)としている。

*最終段落の表現を一部修正しました。

(白木真紀)

あわせて読みたい

「ホンダ」の記事一覧へ

トピックス

ランキング

  1. 1

    セブンの斬新な飛沫防御策を称賛

    佐々木康彦 / ITmedia オルタナティブ・ブログ

  2. 2

    東京の緊急事態対応は「まとも」

    木曽崇

  3. 3

    よしのり氏 恐怖煽る報道に苦言

    小林よしのり

  4. 4

    コロナで日本の通勤者 僅か9%減

    幻冬舎plus

  5. 5

    二郎を残す客にALS患者が怒り

    恩田聖敬

  6. 6

    緊急事態会見はライターが上手い

    Chikirin

  7. 7

    「韓国に学べ」となぜ報じないか

    水島宏明

  8. 8

    藤浪感染で残念な私生活が露呈

    NEWSポストセブン

  9. 9

    マンションの看護師差別に呆れ

    文春オンライン

  10. 10

    安倍首相 伊記者質問に辞任否定

    中村ゆきつぐ

ランキング一覧

ログイン

ログインするアカウントをお選びください。
以下のいずれかのアカウントでBLOGOSにログインすることができます。

コメントを書き込むには FacebookID、TwitterID のいずれかで認証を行う必要があります。

※livedoorIDでログインした場合、ご利用できるのはフォロー機能、マイページ機能、支持するボタンのみとなります。