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新型コロナウイルス イベントは? 対応策は?

 新型コロナウイルス感染症が広まるにつれて各種イベントの中止が決まっている。

武蔵野市と隣接する杉並区で新型コロナウイルスの感染者が見つかったこともあるためか、杉並区では、各種イベントの中止が決まっている。

 杉並区で中止になったイベントは、20日の午前中現在で19。武蔵野市では、公益社団法人東京都武蔵野市歯科医師会が主催し、公益財団法人武蔵野健康づくり事業団が共催予定だった講演会「年を取っていくのではなく、素敵になっていくと考えてはいかがでしょう?」が19日付けて中止になった。他のイベントについては、現在のところ不明だ。

 イベントの中止は、民間でも広がっている。この週末、川名がある民間会社と研修会を開催する予定だったが、この民間会社の方針が社外の人が集まるイベントは、100人以上は中止、100人以下は状況を判断することになり、検討した結果、100人以下でも安全を優先し中止した。他に参加予定だった週末のイベントも中止になったと昨日、知らせを受け取っている。今後の各種イベントの開催をどうするかが、官民とも大きな問題となっているのが現状だ。

 とはいえ、「正しく恐れる」ことも重要だ。

■東京都医師会資料

 そこで参考になる資料が公表されているので紹介したい。
 それは、東京都医師会が2月12日の定例記者会見で新型コロナウイルス感染症の対応について会見し、都民の皆様へお願いとしたリーフレットのことだ。

 この内容を読むと「予防策について もっとも大切なことは『標準的な感染症予防策』であり、『通常のインフルエンザ流行期と同様の対応』です」と書かれており、感染力や重症度、診断、治療については下記のようにまとめられている。

① 感染力はインフルエンザと同程度かそれより弱いと言われています
② 重症度は、通常のインフルエンザなどと同程度と予想されます(例年のインフルエンザでも高齢者や免疫力の低下した方など重症化し死亡する場合が一定数みられます)
③ 簡易的な診断方法が現時点ではありません
④ 治療薬はありません(インフルエンザに対するタミフルRのような抗ウイルス薬はまだありません)
⑤ 感染しても多くの方は症状が出ないか、少し長めの呼吸器症状で完治すると予想されます
⑥ 肺炎になった患者さんへの治療法は、他の肺炎治療と大きくは変わりません(超重症例では、多様な治療が試みられています)
⑦ 予防方法も上記の『標準的な感染症予防策』で十分と言われています

 なお、「日本の医療体制は今回の新型コロナウイルス感染症に対しても十分対応でき、重症化の可能性も低いと思われます。現在、多くの不正確な情報が氾濫しています。厚生労働省のホームページなど信頼度の高い情報の取得を是非お願いします。ご不明な点はかかりつけ医にご相談ください」と注意喚起している。

 対応策の正解を見いだせないが、まずは情報を知ること。手洗いなど対応を行うことは必要であり、高齢者など免疫力が低下している場合は要注意だ。だが、必要以上に不安をあおる対応は考えるものという状況だろう。

【資料】
東京都医師会 記者会見資料3 「新型コロナウイルス感染症に関する都民の皆様へのお願い」

【参考】
厚生労働省 新型コロナウイルス感染症について
武蔵野市 新型コロナウイルスに関連した肺炎について
NHK 新型ウイルス 東京 杉並の病院 外来診療休診 患者の感染判明で(2020年2月19日)

東京都医師会 第3回 定例記者会見(令和2年2月12日開催)※会見の様子はYouTubeで公開されている(下記動画。17分45秒からが新型コロナウイルス感染症についての会見)。

※写真はイメージ

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