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新型肺炎の予防には…うがい薬は使わず「水だけ」うがいで!


 新型肺炎の感染者が増えるなか、天皇誕生日(2月23日)に予定されていた一般参賀が取りやめになるなど、大型イベントも次々に中止となっている。

 広がりだしたウイルスから身を守るには、どうすればいいのか。マスクも品薄のなか、手洗い・うがいによる予防が大事になってくるのは言うまでもない。

 うがいとなれば、やはり市販のうがい液を使用して念入りに……と思うところだが、京都大学医学研究科・医学部で、予防医療学を専門とする川村孝教授は、「うがい液を使うより、水うがいの方が風邪の予防効果は高い」と語る。

 2005年に川村教授たちがおこなった実験では、水うがいをした集団は、うがい薬を使った集団より、風邪にかかる割合が3~4割減るという結果になった。理由としてあげられるのは、うがい薬の「殺菌作用の強さ」だという。

「ヨード液(うがい薬)は殺菌作用が強力すぎて、正常細菌叢という、口の中に本来いるはずの菌まで取り除いてしまうんです。もともと微生物同士で均衡を保っていたところが丸裸になり、ウイルスがかえって入りやすくなってしまうことが考えられます」(川村教授)

 水うがいの効果が高い理由は、いくつか考えられるという。

「1つは、ふだんから口の中にある、感染を助けるプロテアーゼという物質を洗い流してくれる説。また、ウイルスによっては、口内が酸性状態じゃないと感染しないものもある。水で口を洗うことで、口の中が中性化することもありえます。さらに、水道水の中に入っている塩素が、ウイルスを殺した可能性もあるでしょう」 (同)

 コロナウイルスを含め、インフルエンザや風邪などのウイルスを予防するには、結局のところ「手洗い、うがいが一番大事」だという。

「すでに感染した人が咳をすると、唾が飛ぶ。あるいは手につく。その手を洗わず、ドアノブやつり革を触ると、次に触った人が移っちゃう。人間は1日何十回と顔に手を持ってきていますから、このとき口や鼻にウイルスが入るんです。

 コロナも、おそらく風邪と同じ感染の仕方をしますから、こうした飛沫感染、接触感染の対策をすることが重要です。やはり、こまめな手洗いとうがいが一番です」(同)

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