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槇原敬之、早期復帰も?ミュージシャンが許されやすい背景

自宅で覚せい剤約0.083グラムを所持していたという(時事通信フォト)

2005年、ファッションショーに登場した槇原容疑者(時事通信フォト)

 歌手の槇原敬之容疑者(50)が2月13日、覚せい剤を所持していたとして、覚せい剤取締法違反(所持)の疑いで逮捕された。また、危険ドラッグに指定されているRUSHを所持していたとみられている。槇原容疑者は、1999年8月にも覚せい剤所持で逮捕され、懲役1年6月、執行猶予3年の有罪判決を受けた。

【別写真】槇原容疑者、15年前の意外な姿

 有名人が不祥事を起こした際、頻繁に話題となるのが「復帰の時期」だ。槇原容疑者が前回逮捕された時は、逮捕から約1年3か月後にアルバムをリリースし活動を再開。執行猶予期間中のことだった。

「どういった不祥事を起こすかにもよりますが、少なくとも1年は活動を休止し、長ければ2~3年は表舞台に出られないことが多い。また、全体的な傾向として、俳優やテレビタレントに比べて、ミュージシャンの活動休止期間は短いと言われています。俳優などの場合は、復帰できないケースもありますが、ミュージシャンの場合は比較的復帰しやすいです」(音楽業界関係者)

 大麻所持で逮捕された井上陽水(懲役8か月、執行猶予2年有罪判決)や長渕剛(起訴猶予処分)など、薬物の不祥事を経て、第一線に復帰しているミュージシャンは多い。エンタメ事情に詳しいフリーライターの大塚ナギサ氏はこう話す。

「ミュージシャンの場合、“罪を犯してしまったことは悪いが、作品には罪はない”と考えるファンが多く、復帰しやすい状況があると言えます。作品を作ってファンを楽しませることこそが、社会貢献になるという側面もあるので、周囲もサポートしやすい。また、ミュージシャンは基本的に誰かのオファーを待って仕事をするのではなく、自ら楽曲を制作し、ライブを行うという自発的な活動であることも、復帰しやすい一因です。

 俳優やタレントの場合、自分が復帰したくても、出演依頼がないとどうにもならない。不祥事でイメージダウンしてしまうと、なかなかオファーもこないので、復帰が難しいんです。でも、ミュージシャンなら、自分ひとりで弾き語りライブをすることもできるし、インディーズで作品をリリースすることもできる。フットワークが軽い活動ができるので、ミュージシャンは復帰しやすいと言えますね」

 たとえば、2014年に覚せい剤で逮捕されたASKAは2017年にプライベートレーベル「DADAレーベル」を設立し、継続的に作品をリリースしている。

「今はネット上でいくらでも情報を発信できるので、かつてのようにメジャーのレコード会社に依存することなく活動ができます。メディアでの露出がなくても、ファンに作品を届けることは可能です。つまり、今の音楽業界には、ミュージシャン自身の采配で自由に活動ができる環境があるので、不祥事を起こしてしまったとしても、自己判断で復帰できる可能性が高いということです。ASKAさんも、メディアではそこまで頻繁に見かけるわけではありませんが、昨年には7年ぶりとなる日本武道館での単独公演を成功させるなど、精力的に活動しています」(大塚氏)

 今回逮捕された槇原容疑者は、2010年にプライベートレーベル「Buppuレーベル」を立ち上げており、すでにインディーズとしての活動を展開していた。

「現段階で槇原本人の裁量のもとで活動していたということで、仮に今後復帰するとしても、そのタイミングは最終的には自身の判断で決めることになると思います。スタッフに給料を払わなければならないだろうし、比較的早く復帰する可能性もあるでしょう。また、不祥事で発生した損害賠償を支払うこととなれば、これまで以上に働く必要があり、余計に復帰が早まるかもしれないですね」(前出・音楽業界関係者)

 また、SMAP『世界に一つだけの花』など、槇原容疑者が提供した名曲たちを封印させないためにも、復帰を願うという声もあるようだ。

「やはり“シンガーソングライター・槇原敬之”の才能に対する評価はかなり高い。復帰時期についてはさまざまな声もありますが、しっかり復帰して音楽シーンに貢献してほしいと考える業界関係者も多いと思います」(前出・音楽業界関係者)

 事件の全容がまだ不明な中で、復帰を望む声が出るのは早計にすぎるが、槇原容疑者はまずはしっかりと罪を償い、薬物と決別するしかなさそうだ。

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