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中国主席、肺炎対策と同時に「経済・社会統制維持を」 月初に主張


[上海/北京 15日 ロイター] - 中国の習近平国家主席は今月初めに政府高官らに対し、新型コロナウイルスによる肺炎の感染拡大防止策を進めると同時に、経済と社会の統制を維持し、「2次災害」につながり得るパニックを引き起こさないよう留意する必要があると指摘した。

ロイターは先に、習主席が3日に開かれた共産党政治局常務委員会の会合で地方当局者に対し、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐ取り組みは行き過ぎており、国内経済に悪影響をもたらしていると警告したと報じていた。この発言の数日後に中国政府は経済への影響を軽減する措置を発表した。

15日付の共産党機関誌「求是」は3日の習氏の演説の全文を掲せた。これによると、習氏は高官らに対し、コロナウイルス対策に取り組むと同時に、景気支援策を打ち出すよう求めていたことが明らかになった。

習氏はコロナウイルス流行がサービス業をはじめ、経済に影響を与えていると指摘し、中国の産業チェーンを維持し、企業に生産再開を促すための行動が必要だと訴えた。

中国は「今年の経済・社会発展の目標を依然として堅持する必要がある」と述べた。

また、融資の金利などの条件の優遇措置など、金融面での支援を拡大し、主要産業の出稼ぎ労働者に勤務再開を促す必要性に言及した。

製造業を中心に大型プロジェクトは、予定どおり建設を開始すべきだと指摘。コロナウイルス流行の影響に対する防衛手段として、消費促進が重要との見方を示した。次世代規格「5G」の通信網拡大や、健康な生活に関する商品と自動車の購入を推進するための取り組みも必要だとした。

コロナウイルス流行で、国家統治の「欠点や不備」も明らかになったと語った。野生動物の消費に伴う明確なリスクがあるにもかかわらず、大きな産業として残っていたことや、健康関連あるいは感染症対策の物資の深刻な不足を例として挙げた。

また、形式的な手続きや「お役所仕事」にこだわる傾向も表面化し、感染対策における問題につながったとの認識を示した。感染対策に適切に従事しなかった共産党メンバーは責任を取り、職を解かれるべきだと述べた。

習主席はまた、1月7日に共産党政治局常務委員会の議長を務めた際、コロナウイルス感染拡大防止策について指示を出していたと表明した。

中国当局が人から人への感染と医療従事者への感染を確認したのは1月20日だった。

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