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機内誌症候群への戒め再び

以前にも書いた事がある機内誌症候群の話。LLCはともかく、通常の航空会社のフライトでは大抵座席のところに入っている機内誌という媒体があります。非常にコンパクトに何かを伝えるための媒体として随分前からあるわけですが、何かしらとても深い事情がある話であっても限られた紙面と情報量で伝えるのがひとつの役割。ただし読者の知識レベルに一定の線を引くわけには行かないので、専門家からみると「こういう省略の仕方をするか?」というような内容が無い訳ではないのですが、とりあえず機内での暇つぶしには悪くは無い媒体です。

因みに個人的には今でも非常に好きです。ここ数年は殆ど航空機を利用する事がなくなってしまったので自分が手にする事は滅多になくなりましたが、子供の頃、それこそまだ個人がそれほど簡単に航空機を利用できなかった昭和40年代に親や親戚、あるいは親の知人が何かの用事で飛行機に乗った折に持ち帰ってくれたものを貰って自分もなんだか飛行機に乗った気分になれたり、そこに乗っている航空機の話や国内外の色んな場所の記事を見たりしていると色んな夢を掻き立てられたあたりからずっとですね。

ただし、それ自体に接する姿勢は随分と変わったのは事実ですけれど。

 

前後を全部ネグって目の前の事象だけを解説していることを全部そのまま鵜呑みにしてはいけない

これは機内誌だけではなく、ネット上の何か、そして既存の所謂マスメディアを含めた全ての「媒体」に接する際に気をつけるべきことだとは思います。そのなかで自分が触れた情報を得た場、これを例えば「自分の観測範囲」などと称したりしますが、要は何かの場で自分の専門外の事に触れたときに、どのような背景でそれが書かれたのか、何を目的として書かれたのかなどをキチンと理解していないと面倒くさい事になるという話です。

因みに機内誌症候群という言い回し自体は殆ど死語なのですが、ニュアンス的には「目にした断片情報を元に何かを理解した気になってはいけない」という話であって、この考え方自体は今でも全く変わらない話だとは思っています。

元々機内誌症候群自体は、それを見た企業のエライ人がオフィスに戻ってきて「世の中は今これなんだからこうしろ」といきなり自分が得た情報を元に部下に指示をしてしまうような事を総称する言葉だったのですが、こういう行動は別に機内誌に限ったわけではないのはちょっと考えれば直ぐに判ります。

もちろん、たとえば私が世の中の全部をわかっている訳も無く、キチンと咀嚼できない情報をある意味鵜呑みにする事も当然ですがあります。その結果として色んな場で誰かに御迷惑を掛けたりすることがあります。これは本当に自分の不徳の致す限り。あるいは逆に自分が当事者として理解していることと別の理解(むしろ殆ど誤解)されている誰かと話をして非常に難しい状況に置かれたりと言うことも無くはない。もちろんこのあたりは程度問題ですけれど、とりあえず自分が当事者ではない話についてはキチンと裏を取らないと自分の意見とはできないよねという事だけは肝に銘じております。

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