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はあちゅうさんは今日も元気に世界の中心で自己愛を叫ぶ - 山本一郎

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再び血液クレンジング問題へ……

 しまいには、精神科医のメンタルドクターSidowさんにまではあちゅうさんの「典型的な『認知の歪み・拡大解釈』」を指摘されておりました。

 言われてみれば、私も別にはあちゅうさんの二の腕が太いなんてまったく思っておらず、むしろ美しい若奥様ぐらいにしか認識してないのに、宋美玄さんと一緒にクソを投げたと誤解されていたとか、恐るべき認知の歪みだなあと思うわけであります。はあちゅうさんはやはり美的な小顔だし、スレンダーな麗しい女性だからこそ、人気なのだということは、私が責任もって皆さまにお伝えしたいと思う所存です。

 私もそろそろ老眼が始まってきたので眼科に行ってこようとは思いますが、私たちは一致団結して日本の限りあるエネルギー資源であるはあちゅうさんを大事に護っていかなければならないと心に誓っておるわけです。ところが、はあちゅうさんが最近になって再び血液クレンジングが医学的に正しいのではないかと戻ってきてしまったのは非常に気になるところです。

血液クレンジングについては、その後、いろいろな立場のお医者様に話を聞く機会があり、

病気を「治療」できる標準医療ではないけれど、

「予防」医療の観点では部分的効果が認められ、「ニセ医療」ではないと断言する方にも複数お会いしました。

「BuzzFeedは味方だと思っていたのに」

 一度は謝罪して記事削除してブログまで閉鎖したのに、どうしてまた戻ってきてしまったんだ。あまりにも内容がアレなので、今回の件で医師や薬剤師など医学系クラスターの面々からはあちゅうさんに対して、一斉に「誰かこの人を黙らせろ」的な反応が出たんですよね。

 医学的に裏付けのない血液クレンジングを実施しているクリニックからお金をもらってブログや記事を書き、BuzzFeedの岩永直子さんなどからフルスイングで批判されて、はあちゅうさんが身の回りの医師に話を聞いて回ったんだろうとは思います。はあちゅうさん、やってしまったことに対して記事削除をし、謝りながらもひょっとしたら価値のある治療じゃないかと誠実に裏付けを取りに行く姿勢、応援していきたいですね。

「トンデモ医療であると、断言します」 血液クレンジング、医学的に徹底検証してみた

https://www.buzzfeed.com/jp/naokoiwanaga/blood-cleansing

 はあちゅうさんからすれば、BuzzFeedは電通時代の#metoo騒動では記事を書いてくれた味方だと思っていたのに、血液クレンジングの件でしゃくれたアゴ粉砕レベルの振り抜きストレートをカウンターで喰らって裏切られたという感情でも抱いてしまったのかもしれません。

高額治療については物議を醸す機会が増えてきた

 この血液クレンジングを含むニセ医学問題については現在進行形の物件になっていて、まだ黒煙は上がり始めたばかりですが、その火元をよく見ると、先日堀江貴文さんの「ホリエモンのクリスマスキャロル」なる学芸会らしき劇にもスポンサードしていた湘南美容外科グループが、ニセ医学批判にまつわる騒ぎを起こしていました。ニセ医学もニセ科学も、ネットで専門家が発信し始めると簡単に検証されるようになり、儲かる代わりに非常に燃えやすくなってきたのが事情にあると思います。

自由診療で「やりたい放題」民間がん免疫療法の真相  告発スクープ 湘南美容外科グループの“独自療法”

https://premium.toyokeizai.net/articles/-/22879

 ジャーナリストの岩澤倫彦さんが、効果の程度が怪しいと見られる各種がん治療での代替医療である「がん免疫療法」で湘南美容外科グループが高額の医療報酬を得ていたと報じた内容で、効果がはっきりしない高額治療については物議を醸す機会が増えてきました。

 まさかとは思いますが、はあちゅうさんが血液クレンジングには予防的な効果があるという謎で雑な説明をし始めた内容と、一連のがん免疫療法で効果がはっきりしないのに説明されている機序とがだいぶ似ているところがありまして、個人的には気になって気になって夜しか寝られません。

現代社会の地雷を教えてくれるはあちゅうさん

 しかしながら、私たちがなぜはあちゅうさんが好きで、その行動一つひとつを愛しているかというと、面白いからです。まさに「人生コンテンツ」、自らを燃やして暗い世の中を照らしてくれているのだ。そのように思います。

 そして、おおいにやらかしてくれる。そのやらかす余計なことが概ね時代の最先端で起きる罠ばかりに引っかかるからです。はあちゅうさんがお薦めしなければ血液クレンジングなんて知ることはなかったかもしれないし、アダルトビデオの第一線で頑張っている人の考えや哲学に触れることもないでしょう。

 はあちゅうさんが次々と世の中の地雷という地雷に吸い寄せられ、その愛らしい御足で地雷を踏み抜き爆炎が上がるたび、あ、あっちに現代社会の地雷があった、こっちにも地雷がある、大変だ、これは危険だ、と知ることができます。しかもどんなに大爆発しても本人は概ね無事であるため、やはり適切な距離を取り、美しき女傑・はあちゅうさんの猛勇ぶりを見学するのが慎みある大人の取るべき態度であると、私は思っております。

 今後ともよろしくお願い申し上げます。

*蛇足ではありますが、(何度も書いておりますが)はあちゅうさんご出産おめでとうございます。はあちゅうさんの子育て奮闘ぶりは遠くから見ている、4人の子の父親である私からしても微笑ましくも素晴らしいと思っております。ただ老婆心ながら同じく育児をする者として、なるだけお子さまについては、いくらご自身が「人生コンテンツ」と割り切っていたとしても、育児ネタで売名だカネ稼ぎだと思ってないでしょうが、もう少しお控えになったほうが良いのではないかと思いました。

(山本 一郎)

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