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継続した復興・復旧支援を

 胆振東部地震から1年5ヵ月が過ぎました。むかわ町・安平町に足を運んで、見通しが持てず「心のケア」が必要とされている現状などをうかがいました。まだまだ傷が深い現実を痛感しました。


 むかわ町では、竹中喜之町長が時間を割いてくださいました(なお、竹中町長さんがマスクをされているのは鼻風邪とのことです)。住宅など大型事業の発注が進むときに、土木分野はじめ人的支援が引き続き必要とされています。冒頭の「心のケア」についても「年代を問わずに必要とされているし、単年度で心が落ち着くものでもありません」と、事業の継続性を述べておられました。

 いろんな課題はありつつも、若い世代が前を向いている話やカムイサウルス・ジャポニクス(むかわ竜)と全道恐竜博などの話題性も含めて、交流人口の増加と地方創生を進めたいとの話もうかがいました。住民生活から町づくりまで、きめ細かい施策を支援する必要性を学びました。

 鵡川漁協では「町の販路開拓支援事業がありがたいです」との話も聞きました。魚種や漁期が異なる北海道各地の特性をふまえた支援のあり方も、流通過程も含めて検討が急がれています。力のいる仕事です。北村修・むかわ町議と伊藤富志夫・厚真町議(鵡川漁協には浜厚真の漁師もいるのです)とで、しっかり学びました。


 安平町では、地震を機に解体する町営住宅からアスベストが見つかったことから、住民から不安の声があがっています。三浦恵美子町議が議会でも質問し、対策費用も積んで解体工事が始められています。町役場で状況を聞いた後に、住民懇談会でいろんな思いをうかがいました。

 町は解体工事中の飛散防止対策を、最も高いレベル1相当で進めるとしています。この数年、国からのアスベスト対策にかかわる通知なども出されていて、地域では住民説明会もおこなわれてきました。それでも住民から不安が出るのも当然ですし、情報の公開も必要です。同時に職員数の限りがあるなかで、道や国などのやれることを拡充していけないかとも思いました。

 安平町は小中学校の改築も控えています。人口減少が進むなかで学校はじめ公共施設の建て替えには、どの自治体でも財政面を含めて苦労しています。加えてアスベスト対策です。懇談会では「町内の他の施設は大丈夫なの」との心配も出され、調査と把握を進める体制も必要となるでしょう。

 地震を機に、国と地方自治体の関係については私も多くを学びました。町の歴史や産業構造、住民のコミュニティづくりなどをふまえた復旧・復興の道筋は自治体ごとに違うものだと、つくづく感じもしました。道や国へ反映させるうえでの宿題もいただいたので、しっかり役割を果たせるようにしたいです。

 【今日の句】復興は 五輪で終わる ものでなし

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