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ワーキングメモリを鍛えて「人疲れ」を防ぐ3つの習慣 - 梶本修身

満員電車に乗るだけでクタクタ、1人になるとどっと疲れが出て回復しない、週末はひたすら寝て終わってしまう……。その疲れ、もしかすると脳の「人疲れ」かもしれません! 脳と疲労の専門家、梶本修身先生の『『人疲れ』が嫌いな脳』は、しつこい疲れをリセットするヒントを集めた、忙しい現代人にぴったりの一冊。本書に収録された33の方法の中から、厳選していくつかご紹介します。

*   *   *

人間関係で疲れないために

「人疲れ」を起こしている人は、ミスのない完璧なコミュニケーションを求めて、一生懸命ボトムアップ処理に励んでいるのではないでしょうか? あるいは、初対面の人とうちとけなくてはいけない、と義務感に駆られてはいないでしょうか?

(写真:iStock.com/primipil)

前述したように、コミュニケーションも完璧でないところが人間らしさであり、愛着を生んでくれます。もちろん、努力することは大切ですが、間違った方向に努力すると、疲れは蓄積するりです。

「もっと楽にコミュニケーションする方法」「もっと疲れないで人間関係をつくる方法」は、ワーキングメモリをうまく活用することです。

最後に、ワーキングメモリを鍛えるためにおすすめしたい習慣を3つにまとめておきましょう。

(1)感動フォルダをつくって記憶する

ものごとを多面的に見て、タグ付けする(フォルダをつくる)数が多い記憶ほど検索しやすくなります。そのとき、「うれしい!」「悲しい!」「ビックリ!」「楽しい!」「残念!」など感動フォルダも必ずつくりましょう。

感動フォルダにある記憶情報は、適宜かつ瞬時にコミュニケーションに利用できるはずです。たとえ、日々の生活や仕事場で腹の立つことがあっても、「感動フォルダのネタがひとつ増えた!」と思えば、怒りも軽くなるのではないでしょうか?

顔を合わせて会話しよう

(2)会話によるコミュニケーションを増やす

(写真:iStock.com/lorenzoantonucci)

メールやSNSによるやりとりよりも、直接、顔を合わせて会話することが、ワーキングメモリのトレーニングとして格段に有効です。

その際、相手の話を聞いて理解しつつ、経験や記憶から引き出した自分の意見を伝えましょう。そのやりとりでワーキングメモリが鍛えられていきます。

一見、SNSやメールのほうが楽に思えますが、実はトラブルが深刻化しやすく、また真意が伝わらないことで誤解も招きやすいのです。その点でも、SNSの普及は人疲れの大きな原因にもなっているのです。

(3)多趣味になる

誰でも自分の趣味には興味を持ち、感動するものです。散歩や食べ歩きのような、身近なことで十分です。

また、仕事仲間や家族とは別に、趣味仲間など利害関係のない友人を持つのもよいことです。話したいときに会い、一人でいたいときは放っておいてくれる友達がベストです。

「ずっとつきあっていかなければならない関係ではない」軽い関係の友達ほど、ある意味、自分のペースで楽しめるのでコミュニケーションの負担は軽くなります。

そうした友人とのつきあいの中でワーキングメモリをうまく活用できると、人間関係の要領が無理なくつかめてくると思います。

脳疲労を遠ざけて、無理のない人間関係をつくっていきましょう

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