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習近平「空白の7日間」で見えてきたガタガタの権力基盤

2月5日、習氏と “親中国” カンボジアのフン・セン首相が会談

《中国の習近平国家主席が倒れ入院した。病状は不明――》
 2月某日、永田町関係者の間で、こんな怪情報が流れた。全国紙政治部記者が解説する。

「1月29日から2月4日までの7日間、習主席が、公の場から姿を消していた。いったい何があったのか……」

 2月5日になって、習氏が北京でカンボジアのフン・セン首相と会談したと、写真とともに報じられた。心なしか、やつれて見えるが、「倒れた事実は確認していません」(首相官邸関係者)という。

 いま、新型コロナウイルスの災禍に見舞われている中国。対策の指揮を執るのは、中国共産党員9000万人のトップ、通称「チャイナ・セブン」(7人の党政治局常務委員)である。

「この最高指導部内に亀裂が走っている」と指摘するのは、評論家の宮崎正弘氏だ。

「じつはすでに、習氏の権力基盤はガタガタなのです。新型肺炎の拡大は、収束する見通しが立っていません。習氏の責任を問う声が指導部内で噴出し、とても表に出られる状況でないのかもしれません」

 もともと、指導部内は派閥抗争の火種を抱えている。

「最側近の栗戦書氏以外、『命がけで習氏を支えよう』という幹部が誰もいない。

 李克強氏や汪洋氏、韓正氏は、もともと反習派。しかも、彼らに加えて、汚職摘発担当の趙楽際氏にも習氏との不仲説が流れ、党の重要理論を起草する王滬寧氏も、完全に “日和見” を決め込んでいるんです」(宮崎氏)

「習同志には指導力がない」と突如指弾され、“失脚” させられるシナリオが、静かに描かれ始めた。

【習氏の味方はひとりだけ…「チャイナ・セブン」一覧】

《習派》

●習近平(66)中国共産党総書記、党中央軍事委員会主席、国家主席

●栗戦書(69)全国人民代表大会常務委員長

《反習派》

●李克強(64)国務院総理

●汪洋(64)中国人民政治協商会議主席

●韓正(65)国務院常務副総理

《その他》

●王滬寧(64)党中央書記処常務書記:日和見

●趙楽際(62)党中央規律検査委員会書記:不仲説が

写真・新華社/アフロ

(週刊FLASH 2020年2月25日号)

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