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【いさむの一言(2月12日)】新型肺炎の拡大防止に万全の対応を

世界中で感染者が急増

 中国武漢市を発生源とする新型コロナウィルスの感染者は短期間に世界中に広がり、脅威となっています。日本でも毎日、感染者が増加しています。幸いにも、国内では今のところ重症者は報告されていませんが、今後の動向は予断を許さず、細心の注意が必要です。専門家の多くもかなり感染力が強いとの考えです。

 内閣では、正確な情報を迅速に提供するためホームページを開設しています。

新型コロナウイルス感染症の対応について

政府は感染拡大防止に全力を尽くせ

 有効な治療法は確立されておらず、予防ワクチンの開発にもまだ相当な期間がかかりますので、当面は感染を封込めていくしかありません。政府、地方自治体、医療機関等が協力して、水際でのウィルス侵入防止対策を強化するとともに、国内での2次・3次感染を防ぐための検査・隔離・治療等を行っています。海外発の感染症対策について経験が不足していることや新型のウィルスに関して未解明の事柄が多いこともあり、政府等のこれまでの対応が必ずしも迅速・的確でないとの批判があります。政府・関係機関では拡大抑止に懸命に対処していることとは思いますが、こうした批判も踏まえて、引続き万全の対応がなされることを期待します。

感染拡大防止には国際連携が必要

 国境を越えた感染症の拡大を防ぐためには、世界保健機関(WHO)等を通じた国際協力が不可欠です。現状や対策について正確・的確な情報を共有するとともに、移動の制限についても綿密な連携は欠かせません。今般は、中国政府の初期段階での情報公開や対処方法に問題が多かったと思わざるを得ません。今後は、こうした過ちを踏まえて、適切な国際連携ができるような体制整備が必要と考えます。

世界的な感染症流行への対策強化が必要

 2002年に中国広東省を発生源とする重症性呼吸器症候群(SARS)が世界的に大流行して、世界中で774名が死亡しました。現在の世界は、“ヒト”や“モノ”が国境を越えて活発に移動するグローバル時代です。このことは、世界各国の人々に大きな恩恵をもたらしていますが、一方でいったん感染症が発生するとたちまち世界中に拡散するリスクも高まっています。日本としても、海外発の感染症に対して、早急に対策を強化していく必要があります。

世界経済のリスクが拡大

 感染症の拡大により、中国のみならず日本を含めた世界経済への深刻な影響が懸念されています。海外からの観光客の減少だけでなく、中国の経済活動の停滞にともなう輸出の減少、輸入の途絶、サプライチェーンの分断などの打撃などが既に現れています。また、世界第二位の中国経済が後退すれば、世界経済全体に大きな影響が及ぶことは避けられません。内閣・与党として、内外の経済動向を注視しながら、必要な対策を機動的に打出していくべきです。

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