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恐れ多くも紀元節に皇位継承を思ふ

 令和はじめての紀元節でした。
地元の建国まつりの式典で、祝辞を述べる機会がありました。

 天皇陛下、上皇陛下の沖縄に対する深いご厚情への感謝と、国家国民の為に、絶えず祭祀を司ることへの深謝を述べさせていただきました。

 4月19日の立皇嗣の礼の後に、皇位継承の検討を進めると政府は示しています。

 いかなる方向であれ、天皇陛下は日本国と国民統合の象徴ですから、国論を分断する状況にしてはならないと考えます。

 神武天皇の時代から男系で継承されてきた歴史と伝統は極めて重いものがあり、その悠久の流れは死守しなければならない。

 その上で、皇室典範第1条の、男系男子が皇位継承に当てはまる男子皇族は、秋篠宮皇嗣殿下、悠仁親王殿下、常陸宮正仁親王殿下の御三方のみです。

 平成の世にお生まれになった男系男子が、悠仁親王殿下ただお一人であった事実に直視することは重要です。

 我が国に皇室を戴くことは論を待たない以上、昭和22年10月14日に皇籍を離脱した11宮家51人の男系男子孫に改めて、皇族になっていただくか、過去に8方おられた女性天皇(女系天皇では決してありません)を認めるか、そのどちらかしかないと私は考えます。

 政府は、旧宮家男子の皇族復帰は考えていないし、意向も確認したこともないし、今後も検討しないと明言しています。

 旧宮家は、皇籍を離脱し、73年間、一般国民として生活しています。

 神武天皇からの血筋は最重要ですが、天皇の崇高な存在意義は、祭祀、この一点に凝縮されると私は考えており、象徴としての天皇の無私の精神で国家国民の為に、生涯を掛け、ひたすら祈り続けるという、霊性も含めた精神空間を体感している女性皇族と、万世一系の血筋は持つものの長らく一般国民としての生活を送り、祭祀を司る堅忍不抜の静かな宿命を持っているか判明しない旧宮家の男子のどちらを選択するかは、短期的には私は女性天皇を支持するほうが良いと考えています。

 同時に、旧宮家を皇族復帰させ、時間を掛けながら皇室の一員、そして、将来の天皇に相応しい帝王学を習得し、国民からも自然と慕われる人徳を備えた方に、担っていただくのが良いのではと、恐れ多くもこのように考えています。

 皇室と憲法を真剣に考えることは、日本国の国会議員の最重要な使命です。
 
 繰り返しになりますが、皇位継承を考えるということは、静かな環境で、慎重に慎重を重ね、穏やかに合意を形成する慎重さが必要です。

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