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新型コロナウイルスで、米中Q1成長率はどうなる?


Wall Street Legend Expects China’s First Quarter GDP Growth Will Be Zero.

エバーコアISIのエド・ハイマン会長がCNBCで中国1~3月期の実質GDP成長率をめぐり大胆にも「ゼロ%と予想、2月7日の市場を揺るがしました。ハイマン会長と言えば、機関投資家が選ぶエコノミスト・ランキングで30年以上もトップに君臨していただけに、マーケットが身構えるのも頷けます。

ただし、米国については「堅調だ」と述べ楽観的な見通しを維持。SARS当時のように、成長はむしろ年後半にかけて加速すると予想していました。

SARS発生時の主要国・地域の成長率。


(作成:My Big Apple NY)

ハイマン氏ほどでなくとも、金融機関は中国の成長見通しを相次いで引き下げています。JPモルガンは中国1~3月期実質GDP成長率の予想を従来の前年同期比6.3%増から同1.0%増へ急激に下方修正。観光はもちろん輸送、ネットを除く小売などが下押しすると分析します。ただし、4~6月期は7%成長を予想。2020年は大幅な下方修正に合わせ5.4%増を描き、2019の6.1%増から一段遠ざかる見通しです。

豪ウエストバックは、中国の1~3月期成長率につき同2.0%増2020年では5.3%増を予想します。格付け会社S&Pは、中国の2020年成長率見通しに悲観的で5.0%増とし、2019年の6.0%増から一段の減速を見込む状況です。

気になる米国への影響ですが、JPモルガンは、1~3月期成長率予想を0.25%ポイント引き下げ1.0%増と掲げます。2020年全体では1.7%増とし、景気循環的な事情もあって2019年の2.3%増から鈍化する見通し。ボーイング737MAXの生産停止に加え、新型コロナウイルスをめぐる影響を受けながら、潜在成長率2%を大きく下回るシナリオを想定していません。エバーコアISIのハイマン氏やパウエルFRB議長と同様に、新型コロナウイルスの影響は一時的と判断しているのでしょう。市場が米株を含めリスク選好を強めているのは、こうした見通しが根底にあると考えられます?

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