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中国について思うこと

 新型コロナウイルス問題が毎日の話題の中心になっている。これだけ世界を不安に陥れたのは、中国の隠ぺい体質が原因である。12月末の時点で武漢の医師8人が原因不明の肺炎への警戒を呼び掛けたが、公安当局が「事実でない情報を流した」と訓戒処分にしてしまった。あの時から真剣に対応していたら事態はもっと違っていたと思う。とんでもないことである。

 1月29日、チャーター機第1便で帰国した日本人206人、そのうち3人が感染していた、1%以上だ。武漢の人口1100万人、その1%と考えれば患者数は11万人以上のはず、私はその時点から中国の発表数は嘘だらけと批判してきた。今やその数はうなぎ上りに増え続け、間もなく4万人を超えるであろう。次第に数合わせしているように思えてならない。

 2005年、私はこの武漢にある国立華中科技大学の名誉教授を務めた。ここには世界最大の水力発電の「三峡ダム」がある。彼らは自慢していたが、100万人の強制立ち退きを平然と行い、2兆5200億円の建設費を住民の特別税でまかなった。しかも当時から共産党幹部が私腹を肥やしたといわれていた。わずか11年しかたっていないのに全体が湾曲し始め、地滑りや土砂崩れが起こっている。手抜き工事かといわれているが崩壊したら未曾有の大災害になる。上流地域には3000万人が住む重慶があり、ここから生活排水、工場排水が流れ巨大なため池となっているのだ。

 覇権主義、共産党一党支配の中国には、我々が知らない様々な問題がある。今回の感染問題は、まさに中国の本来の姿の一端を垣間見せた。

 軍事的脅威だけでなく、中国には不安な要素があまりに多い。ことについて、日本は真剣に考え対応していかなければならない時が来ている。

 「政治家諸君、しっかりやってくれ!」、心からそう叫びたい。

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