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大分市が推進する小中学生の卒業論文づくり 学力の三要素の向上策

大分教委との意見交換後に(大分市教育センターで)

「日々勉強!結果に責任!」「国づくり、地域づくりは、人づくりから」を信条とする参議院議員赤池まさあき(自民党・比例代表全国区)です。我が国の伝統精神である「智勇仁」の三徳に基づき、「文武経」の政策を国家国民のために全身全霊で実現します。

●学力の三要素とは

教育は国家の基盤であり、知徳体食の力が求められています。その中で、知=学力とは、激動する現代を生き抜く力でなくてはならず、文部科学省では、三要素として定義しています。①基礎的な知識・技能を修得し、②その上で応用力として、思考力、判断力、表現力があり、③そして、社会と繋がり、協働し、学び続ける意欲、人間性ということです。表現方法は色々あると思いますが、その考え方は是とするものだと思います。問題は、その学力三要素を、どのように取り組み、実現するかです。

●卒業論文の義務付けを

そこで、私共は、一つの方法として、発達段階に応じた、卒業論文の義務付けを提案しています。現在、大学院では必須ですが、大学・短大では、多くの大学・短大で取り組まれていますが、全部というわけにはいきません。高校では、国際バカロレア認定校において、英語だけでなく、小論文8千字が求められています。そのような中で、義務教育段階において、卒業論文を義務付けている市があるということで、直接話を聴きにお伺いしました。

●大分市での義務教育で卒論の義務付け

2月8日(土)、大分市教育センターで、大分市教育委員会から、小中学生の卒業論文の作成義務付けについて、お時間を頂き、お話しを聴かせて頂きました。土曜日午後というお時間を頂き、本当に有難うございました。

その推進役である三浦享二教育長は、様々な学習や体験活動を行っていますが、これからは書く力こそが重要だということで、平成28年度から毎年小学校6年生と中学校3年生の卒業時に、総合学習の時間を中心に、1年間かけて卒業論文の作成を始めているというのです。大分市内の小中学校は80校あり、児童生徒数は3.9万人いるとのことで、毎年8千700人の子供たちが卒論を提出していることになります。作成した子供たちが3年間で2万人を超えていることになります。

三浦享二教育長の問題意識は、各種記述式になると、最初から書かない空白の多い子供が目立っているということでした。導入当初は、現場に戸惑いがあったとのことですが、指導資料を作成し、国語教師と担任が組みとなり、校長が課題を決済し、最終的に意見を書き込み、認定詔書を出して、組織全体の対応によって、一気に進んだとのことでした。

説明資料

教師用の指導資料には、小と中学校に分けて、①課題の設定、②情報の収集、③整理・分析、④まとめ・表現の方法が書かれていました。

そして、教委として、取り組み事例集を発行し、毎年小中学校1校ずつ校長が推薦した論文を掲載した卒論集を発行していました。

論文集を一読しましたが、小中学生が多様な課題に取り組んでいました。地域の歴史や自分の将来の目標、いじめ防止等の身近なことから、地域社会から国、世界的な課題までです。

ぜひ全国の学校において、発達段階に応じた卒業論文の作成を推進すべく、引続き力を入れていきたいと思います。

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